あの生き物にも毒があった!?海や磯に潜む危険な生き物【前編】
海の中や磯にはさまざまな生き物が生息していますが、なかにはとても危険な生き物もいます。 そこで今回は、海や磯に潜む危険な生き物の生態と、どんな危険性を持っているのかについて徹底解説します。 今回紹介す…
2020.03.17
投稿日:2020.03.17 更新日:2024.07.30
つぶらな瞳でちょっとタレ目がち、キュッと上がった口角、もこもこの毛というかわいらしい見た目に癒される人気のいきものといえば…、そう、「アルパカ」!
TVCMから一気に人気に火がつき、一躍、動物園や牧場の看板動物に。しかし、そんな人気者であるにも関わらず、アルパカの生態ってあまりよく知らないような…。
ということで、今回は、動物園や牧場の人気者、アルパカの生態に迫っていきたいと思います!
目次
アルパカは、ラクダやリャマ(ラマ)の仲間の草食動物です。大人になると、体長約2m、体重約50kgまで成長します。
動物園や牧場で、観賞したり、触れ合ったりするいきものという印象が強いと思いますが、もともとは、ペルーやボリビア、チリなど、南アメリカのアンデス山脈の高原地帯で放牧されている家畜なんです。
日本で人気に火がついたのは、2008年頃と比較的最近なのですが、世界でのアルパカの歴史は古く、なんと、古代インカ帝国の頃から飼育されていたんだとか。
では、アルパカの姿を、もう一度想像してください。愛らしい顔に、長い首、毛がモコモコとしたからだ…。家畜というには、ちょっとかわいらしすぎる見た目です。
アルパカは、その見た目の通り、基本的に、穏やかで優しい性格をしています。好奇心旺盛で、しかし、臆病な一面もあったり。さらに、賢くてキレイ好きなので、トイレの場所が決まっているんだとか。アルパカすごい!
また、アルパカはとっても表情豊かないきものだと言われています。「笑う」という感情表現は、人間特有のものとされていますが、つぶらな瞳とキュッと上がった口角から笑っているようにも見え、その表情は、ファンの間で「アルパカスマイル」なんて呼ばれています。
なんだか、アルパカと触れ合って、癒されたくなってきました…!
アルパカは、先ほどもお伝えした通り、もともと、家畜として飼育されているいきものです。何を目的とした家畜かというと、それは、アルパカが纏うモコモコの毛。アルパカは、毛刈り用の家畜として品種改良をされていて、放っておくと毛が伸び続け、2年ほどで、毛が地面についてしまうほど長くなってしまうんだとか。また、毛を刈らずに夏を迎えてしまうと、からだの熱がこもってしまい、熱中症になってしまう恐れも。
そのため、衣類に利用できるのは、品質の都合上、刈り取り3~4回目までの毛だそうなのですが、毎年、夏本番になる前に毛を刈るんです。
もう少し、アルパカの毛のお話を。
アルパカといえば、白い毛を想像される方が多いと思いますが、毛色は大きく分けて、白・茶・黒・グレーの4種類、細かく分類すると、なんと25種類もあるのだとか!
しかし、白以外の毛は染色しにくいため、主に飼育されているのは白いアルパカで、そのため、近年それ以外の色の個体数が減少してきており、絶滅の恐れもあるとのこと。なんとか保護することはできないのでしょうか…?
また、飼育されているアルパカは、主に、短毛の「ワカイヤ種」と、長毛の「スリ種」の2種類。しかし、その比率が「ワカイヤ種」が約97%、「種スリ」が約3%と、かなり偏っているため、「スリ種」の毛は大変貴重なんです。
日本でよく見るのも「ワカイヤ種」の方。ぜひ、「スリ種」にもお目にかかりたいものです。
さて、刈り取られたアルパカの毛は、もちろん、衣類に利用されるのですが、アルパカの毛を使った素材は、ウールをはじめとするいきものの毛を使った素材の中でも、上質なものに分類されます。
アルパカの毛を使った素材は、そのまま「アルパカ」と呼ばれ、特徴としては、柔らかくて手触りはなめらか、保温性・保湿性が高いのはもちろん、何よりも耐久性に優れていて、とっても丈夫なんです。
また、「アルパカ」の中でも、貴重な「スリ種」の毛を使った素材、それから、こちらも貴重な、一生に一度しか刈れない生後3ヵ月以内の子どものアルパカの毛「ベビー・アルパカ」を使った素材は、上質な超高級素材とされています。
体、どれだけ心地よい肌触りなのでしょうか…? とっても気になりますね!
アルパカに触れ合う時の注意点に、アルパカが唾を吐くことがあるので気を付けましょうというのがあります。こんなにかわいいアルパカが唾を吐くなんて…と思ってしまいますが、もちろんこの行動には理由が
アルパカが唾を吐くのは、何か嫌なことをされて怒ったり、身の危険を感じたから。つまり、アルパカにとっての、威嚇行為なんです。
アルパカは、ラクダや牛、羊などと同じように、複数の胃を持つ反芻動物です。そのため、吐き出される唾はただの唾液ではなく、胃から口に戻した未消化の食べ物が含まれていて、その匂いは強烈。威嚇には有効そうですが、ふれあい中にやられたらたまったもんじゃありません…。
とはいえ、飼育されているアルパカは人に慣れているため、よほど嫌なことをされたり、身の危険を感じたりしなければ、唾を吐いてくることはありません。つまり、もしアルパカに威嚇されてしまったら、それは、触れ合い方に問題があったということ。
動物園や牧場などでアルパカと触れ合う時は、アルパカが嫌がることを繰り返したり、びっくりさせたりしないよう注意して、優しく接するようにしてくださいね♪
そろそろアルパカに会いたくてたまらなくなってきてませんか? なってますよね!? とはいえ、本物に会いに行くのは、お住まいの場所などによってなかなか難しい場合も。
ということで、ここからは、本物には会いに行けないけれど、アルパカに癒されたいという方へ向けて、いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」で販売中のかわいいアルパカグッズをご紹介していきたいと思います。 ぜひ、アルパカグッズで、毎日癒されてください!
アルパカグッズといえば、やっぱりこの方、『sunokko design』さん!
この「アルパカマグ」は、山(アンデス山脈…?)をバックに佇むアルパカの、なんともいえない表情がたまりません! すまし顔なのですが、ちょっと、ドヤッて顔にも見えたり…。
内側のブルーがアクセントになっていて、コーヒーorティータイムがちょっとおしゃれになるところや、電子レンジと食洗機の使用もOKなのが嬉しいポイントです。
『いきふぉめ〜しょん』では、『sunokko design』さんがアルパカ愛を熱く語ってくださったインタビュー記事も公開中なので、ぜひ、チェックしてみてください!
▶︎作家さんに聞いてみた!⑤ sunokko design編
こんなかわいい抜き型見たことない…! アルパカのモコモコ感にこだわったこの抜き型は、ひとつひとつヤットコで曲げて手作りしているそう。
クッキーなどのお菓子づくりの抜き型にはもちろんですが、野菜やとうふ、チーズなどの食材を型抜きして料理に入れるのもおすすめ。見た目も楽しめる一品が、簡単にできあがります。
食パンを型抜きしてから外側のみを焼き、後からくり抜いた部分を戻すだけで、写真のようなとってもかわいいトーストに。食パンのふわふわ感が、アルパカの毛に似ていて、この抜き型にぴったりです! 朝食から楽しくなっちゃいますね♪
『muchanimal』さんのアイテムは、いきものとサラリーマンのコミカルな触れ合いと、黄色と白黒の目を引くカラーリングが特徴です。
このアルパカとサラリーマンもなかなかシュール。一体、どうやってアルパカを膝の上に乗せたのでしょうか? 体重的には難しくはなさそうですが…。
グッズのコンセプトにもある通り、確かに無茶苦茶な触れ合い方ですが、むしろ、とっても仲が良いからこのポーズができたのかも!?
クスッと笑える缶バッジを、お出かけファッションのワンポイントにいかがでしょうか?
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