シマエナガってどんな生き物?
皆さん、数年前からSNSなどで話題沸騰中の「雪の妖精」をご存知でしょうか。 その正体は、そう、シマエナガ。 シマエナガはその愛らしい見た目から「かわいすぎる!」と注目を集めている鳥なんです。 コロンと…
2023.04.06
投稿日:2023.04.06 更新日:2023.04.05
皆さんは「テントウムシ」と聞くと、どんな印象を抱きますか?
「虫というだけで絶対に無理!」という方以外は、テントウムシに対して負の感情を抱くことは少ないのではないでしょうか。
絵本などにもよく登場し、赤地に黒の星模様がかわいらしいですよね。
見た目も含めて、虫の中では比較的「平和」な部類に入るのではないでしょうか。
しかし! 実はテントウムシはその星の数で「幸運の虫(益虫)」か「害虫」かが決まるんだとか……!
そこで今回は、テントウムシにはどんな模様のものがいるのかや、益虫と害虫の違いなどについてご紹介します!
目次
テントウムシは、コウチュウ目テントウムシ科に分類される昆虫の総称です。
「テントウムシ」と聞くと、赤色に黒い星がいくつか描かれている丸いフォルムを想像する方が多いでしょう。
昆虫の中でも比較的「怖い」「不気味」といった印象を抱かれにくいようで、昆虫が苦手という方からもある程度好意的に捉えられることが多い昆虫です。
昆虫は植物の葉などを食べるイメージが強いですが、テントウムシの中には小型の昆虫を食べる肉食性のものも存在します。
農作物にとって害虫であるアブラムシなどを食すことから、益虫として知られている種もいるんですよ。
テントウムシと言えば、赤地に黒い星模様がテッパン!
しかし、テントウムシの模様はそれだけではありません。
黒地に赤い星模様、白黒模様、さらには模様が一切ないテントウムシもいるんです。
さまざまなテントウムシがいるので、それぞれどんな特徴があるのか詳しく見ていきましょう!
黒いテントウムシは、よく目にする赤地に黒い星模様のテントウムシとは逆で、黒地に赤い星模様をしています。
「ナミテントウ」がその代表でしょう。
民家の庭などにいることも多く、目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他にも全体が黄赤色や黒地に黄赤色の2紋タイプとカラーバリエーションがさまざまです。
白黒のテントウムシは、まるで市松模様のような体をしたテントウムシで、「ウスキホシテントウ」といいます。
ぱっと見は白黒模様ですが、名前の通り、実は黒と薄い黄色の模様のテントウムシなんです。
「一見白黒に見える」と言えば「シロジュウシホシテントウ」という種も存在しますが、この種も本来は黄褐色の背中をしており、星は真っ白ではないそうですよ。
こちらも星が黒かったりとバリエーションがあるようです。
「ウンモンテントウ」という茶色の体を持つテントウムシもいます。
背中は黄褐色で前胸部に黒いまだら模様があるのが特徴です。
背中の星模様も個性的で、黒い星模様は白く縁取られています。
テントウムシと言えば背中の星が目を引く昆虫ですが、中にはその星模様がないテントウムシもいます。
一切模様がなく黄褐色をした「ムモンチャイロテントウ」というテントウムシで、日本では本州にしか生息しておらず、池や沼の近辺などで見ることができます。
ここまでさまざまな模様のテントウムシをご紹介してきましたが、中でも赤地に黒い星が7つあるテントウムシは「幸運の虫」と呼ばれています。
「ナナホシテントウムシ」というテントウムシで、農作物の害虫であるアブラムシなどを食すことから、農家から「益虫」と言われているんです。
また同じく「益虫」とされるのが菌食のテントウムシで、その代表が「キイロテントウ」や「シロホシテントウ」など。
こちらも作物を枯れさせてしまう菌を食べるので、農家のヒーロー的テントウムシです!
なんとなくのイメージですが、テントウムシっていかにも無害そうですよね。
が、しかし! 「害虫」と言われるテントウムシも中には存在しています。
その代表が、星模様が28個ある「ニジュウヤホシテントウ」です。
ニジュウヤホシテントウは野菜の葉や実をエサとしてかじってしまうため、農家から「害虫」として扱われているんです。
確かに……よくよく見ると悪さをしそうな見た目をしている気も……?
ちなみに、益虫か害虫かは星模様の数で見分けられるそう。
益虫とされるテントウムシは星模様の数が奇数で、害虫に分類されるテントウムシはほとんどが星模様が偶数なんだそうですよ!
感じ方は人それぞれですが、昆虫の中では比較的怖さや不気味さが少ないテントウムシ。
平和の象徴のような虫ですが、害虫に分類されるテントウムシがいることもわかりました。
さらに! 実はテントウムシの中には毒を持つ種もいるんです!
「あのテントウムシに毒!?」と驚かれた方もいらっしゃることでしょう。
ほとんどのテントウムシが毒をもっているんです!
加えて驚きなのが、その毒を持つテントウムシが、「幸運の虫」と呼ばれる「ナナホシテントウムシ」!
「毒を持っているのになんで幸運の虫なの?」と感じる方もいるとは思いますが、実はこの毒、人間には無害。
舐めても苦みがあるだけで、大量に摂取しなければ体に異常が起こることはありません。
ナナホシテントウムシの毒は天敵の鳥や虫に対抗するものなので、ノープロブレム!
ナナホシテントウムシを見かけたら、温かく見守ってあげましょう。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』では、テントウムシグッズを販売しています!
身に着けたり飾ったりすれば、幸運を引き寄せられるかも!?
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中のテントウムシグッズをご紹介します。
手作りの木製ピアスで再現されたテントウムシは「愛らしい!」の一言に尽きます。
ぬくもりを感じる木で、テントウムシのかわいらしさが表現。
大きさは1cm×1cmなので、主張しすぎず、職場などにも着けて行くことができますよ。
テントウムシで耳元を彩って、春を先取りしましょう!
ペーパークラフトで再現された「幸運の虫」であるナナホシテントウムシは、紙の風合いが温かく、見ているだけで幸せな気持ちになります。
壁やイーゼルに立てかけると、オシャレなインテリアに。
ナナホシテントウであなたのお部屋を春風が舞うような幸せな空間にしてみませんか?
関連する記事
シマエナガってどんな生き物?
皆さん、数年前からSNSなどで話題沸騰中の「雪の妖精」をご存知でしょうか。 その正体は、そう、シマエナガ。 シマエナガはその愛らしい見た目から「かわいすぎる!」と注目を集めている鳥なんです。 コロンと…
モルモットはハムスターとどう違うの?さまざまな違いを調べてみた!
ペットショップや動物園の触れ合いコーナーで見かけるウサギのようにおとなしいモルモット。パンパンに頬袋にエサを詰め込んだり、回し車で遊んだりする姿が大人気のハムスター。どちらもげっ歯類、脚が短い、お尻が…
海のギャング!危険生物ウツボの大好物や仲良しさんを紹介します
海洋生物のなかには、かわいい生き物や癒やし系の生き物がたくさんいる一方、思わず背筋が凍るような危険生物もいます。 なかでも「海のギャング」という異名を持つウツボは、見た目がグロテスクなうえ、鋭い歯を持…
ヤモリってどんな生き物? イモリとの違いはどこにある?
夜にふと窓の外を見ると、とある生き物がペタッと張りついていた、なんていう経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 トカゲのような形態のその生き物は……、そう、ヤモリです。 ヤモリは縁起が良い生…