こんなに違う!?大人と子供で見た目が全く違う生き物6選
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2021.03.24
投稿日:2021.03.24 更新日:2022.03.22
動物たちの中には人間が想像するよりもはるかに素晴らしい能力をもっているものがいます。そのひとつがスピードであり、これは生きるために狩るという生死にかかわるものです。
ここでは、陸・海・空、それぞれで世界最速動物ランキングを紹介します。
目次
陸上動物で世界最速と言われるチーター。ただ速いだけでなく、ダッシュ力もずば抜けています。
チーターの最高速度と生態について説明します。[注1]
チーターの最高速度は、時速120km近くになるといわれており、走り始めてからわずか3秒で最高速度に達します。大きな尻尾でバランスをとって、急なターンにも対応できる柔軟さをもっています。
チーターがここまでスピードを出せるのには、「しなやかに動く背骨」「軽やかに動かせる脚」そして「地面をしっかりと掴める爪」が理由です。また、ほぼ瞬間的にその場で止まることができ、これはチーターの胴体が余分な脂肪がなく、強靭かつ柔軟性のある筋肉で構成されているからだといわれています。
チーターは陸上生物で最高速度を出せますが、一方で持久力はなく、獲物の隙をついて一瞬で仕留める狩りを得意とします。
チーターは、哺乳網食肉目ネコ科チーター属に分類される生きものです。体長は1.1~1.5mで、体重は35~70kgほど。大型の肉食獣ですが、ライオンやトラに比べて小さく、体が細いのが特徴です。
野生のチーターの主な生息地域は、熱帯雨林を除くアフリカ大陸全般、イランでサバンナの草原や低木林のような環境を好みます。チーターは獲物よりも持久力に劣ることや、ライオンなど他の夜行性肉食獣よりも弱いことから、獲物をしっかりと目視でき、ライバルの少ない昼間に行動することが多いとされています。
走ることに特化した体ゆえに、他の肉食動物との争いには弱く、他の動物の獲物を横取りすることはほとんどしません。むしろ、体が一回り小さいはずのハイエナに、獲物を奪われてしまうこともあるくらいです。
海の生きものの中で最速といわれるのは、バショウカジキというカジキの仲間です。
バショウカジキの最高速度と生態について説明します。[注2]
バショウカジキの最高速度は時速100kmにもなるとされ、海の生きものの中では最速といわれています。マグロは時速80km、シャチは時速70kmで泳ぐことを踏まえると、バショウカジキがかなりのスピードで海中を泳いでいることがわかります。
バショウカジキは水の抵抗に負けない紡錘形の体と滑らかな体表、そしてしっかりと水をとらえる大きな尾びれを持っているため、ここまでのスピードを出せるのです。
ただ、常に最高速度で泳いでいるわけではなく、普段は時速2km程度で泳いでいるとの報告もあります。マグロも普段は時速7㎞、シャチは時速5㎞といわれ、必要のないときはゆったりと海を泳いでいるようです。
バショウカジキは、スズキ目マカジキ科に分類される生きものです。体長は3m近くあり、大型の魚類です。前後に細長い体形が特徴的で、他のカジキ類に比べて、背びれが非常に発達しているといわれています。
バショウカジキは、日本近海では東北地方から沖縄の沿岸部、世界ではインド洋からインドネシア近くの海域に広く分布しています。
バショウカジキは肉食で、イワシやアジといった小型の魚だけでなく、長く伸びた吻を用いて、カツオなど大型の魚を捕食することもあるそうです。
ギネスブックに、「世界一速い鳥」として認定されているのが、ハヤブサです。同時に、「世界一遅く飛ぶ鳥」にも認定されています。
空のアスリート・ハヤブサの最高速度と生態について説明します。[注3][注4]
ギネスブックによると、ハヤブサの飛行速度は、時速300kmと登録されていますが、実際の最高速度は急降下時の時速390kmともいわれます。
ハヤブサは、平行飛行のときであっても飛行速度は時速10km、遅いときは8kmで飛ぶとされています。あまりに遅いと、落下してしまうリスクがあるため、鳥が遅く飛ぶことは非常に難しいのです。そのことからも、ハヤブサの飛行テクニックが優れていることがわかります。
ハヤブサの鼻の中には突起があり、必要な空気量を安定的に取り込み、急降下によって肺に圧力がかかるのを防ぎます。
ハヤブサは、ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される生きもので、体長はオスよりメスのほうが大きいとされています。ハヤブサの生息地は、北極と南極を除いた全世界です。
ハヤブサは生態系の頂点捕食者である猛禽類のため、スズメやハト、ムクドリなど小型の鳥類やネズミなどの小動物を捕食します。
[注1]アニラボ:時速100km超え?! 地球上で最も速い生物とは
[注2]NATIONAL GEOGRAPHIC:特別編 渡辺佑基「マグロは時速100キロで泳がない」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140605/401161/
[注3]日本野鳥の会京都支部:ハヤブサ
[注4]exiciteニュース:時速386km!ものすごいスピードで急降下する猛禽類、ハヤブサにズームイン!
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52278577/?p=2
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