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2023.05.11
投稿日:2023.05.11 更新日:2023.05.10
薄手の長袖一枚で過ごせる日も多くなり、春の訪れを感じる今日この頃……。
春と言えば花が開いたり、日が長くなったりと、冬と比べるとさまざまな点で違いがありますが、「チョウ(蝶)」との遭遇率が上がるのも、春ならではでしょう。
温かい日差しが降り注ぐ中、チョウがヒラヒラと飛んでいると、なんだか時間の流れがゆったりと感じられますよね。
チョウにはさまざまな種類が存在しますが、日頃、私たちが目にするのはアゲハチョウだったりモンシロチョウだったり、パッと見て「チョウだ」と判断できるサイズのものが多いです。
これ以上大きかったり小さかったりするチョウは想像しにくいかもしれませんが、日本には想像を絶するサイズのチョウが生息しています!
そこで今回は、「国内最大級のチョウ」と「国内最小級のチョウ」について徹底解説!
チョウ好きの方もそうでない方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
チョウは昆虫綱チョウ目に分類される昆虫の総称です。
このチョウ目の中で「アゲハチョウ上科」「シャクガモドキ上科」「セセリチョウ上科」に含まれる昆虫のことをチョウと呼ぶことが一般的で、その他のチョウ目の種は「ガ(蛾)」と呼ばれます。
確かに、チョウとガは似ていると言えば似ていますよね。
パッと見分けるコツは、チョウやガが何かに止まっている時に、羽を広げているか閉じているかどうか。
羽を広げていればガで、閉じていればチョウであることが多いです。
チョウとガの見分け方の詳細を知りたい方は、「チョウ(蝶)とガ(蛾)ってどんな生き物? 双方の違いはココにあり!」の記事も併せてご覧ください!
話をチョウに戻しますが、チョウは南極大陸、大規模な砂漠の中心部、万年氷床となる標高6,000メートル以上の高山帯を除けば、全世界の森林・草原・高山など、陸上環境のほぼ全てに分布するのが特徴です。
その数なんと20,000種以上で、250種ほどが日本に定着しています。
チョウは美しくて無害な生き物という印象が強く、他の昆虫と区別されかねないくらいの評価があり、画題や意匠としてもよく使われます。
「大きなチョウ」と聞くと、なんとなく海外の雨林などに生息しているようなイメージが湧きますが、日本にもとてつもなく大きなチョウが存在します。
国内最大級のチョウは、ズバリ! 「オオゴマダラ」です!
白黒のまだら模様が特徴で、羽を広げるとなんと13cmを超える大きさになるんだとか。
羽ばたきはゆったりしており、まるで新聞紙がふわふわと風に漂っているようにも見えることから、「新聞蝶」とも呼ばれています。
オオゴマダラは、サナギになって約1カ月程度で優雅なチョウへ。
より体が大きい方がメスで、その大きなメスは一度に100~180個もの卵を産むそうです。
ただし、自然界で幼虫まで育つのはわずか2%。成虫のオオゴマダラはけっこうレアなんです。
ちなみに、オオゴマダラと並んで「国内最大級」とされるのが「ナガサキアゲハ」。
美しい黒色の羽を持っており、こちらもオスよりもメスの方が大きいのが特徴です。
オオゴマダラは東南アジア広域に分布していますが、日本では奄美大島の東側に位置する喜界島や与論島伊南の南西諸島に分布しています。
沖縄県では「オオゴマダラが育ちやすい環境を作ろう」と、オオゴマダラの幼虫のエサであるホウライカガミを植える施設などが増えているそうです。
オオゴマダラと自由にふれあえるコーナーを設けている施設もあるので、オオゴマダラを確実に見たい! ふれあいたい! という方は、沖縄を訪れてみると良いかもしれません。
一方、国内最小級のチョウは「タイワンヒメシジミ」。
小さなシジミ貝を開いたような羽をしていることから、その名前が付いたそうです。
その大きさ、ななんと2cm……! 羽を畳んだ状態ではありません。羽を広げて2cmです!
これは野生ではかなり見つけにくそう……。
実際、チョウ愛好家でもない限り、目の前にいても気づかない人が多いみたいです。
エサであるタヌキコマツナギの近くを飛び回り、ときどき花に止まって吸蜜します。
ちなみにタイワンヒメシジミの卵の大きさはわずか0.45mm。
タイワンヒメシジミはもちろん、その卵はもっと見つけづらそうです。
そこにいても気づかないくらい小さなタイワンヒメシジミは、アフリカからオーストラリアまで広く分布し、現在日本では石垣島や西表島など、主に沖縄で確認されています。
このタイワンヒメシジミは厳密には「迷蝶」ですが、日本に定着して土着種となれば日本最小種となります。
施設などで展示を行っているといった情報は得られませんでしたが、迷蝶とはいえ沖縄では普通に見られるチョウみたいなので、沖縄を訪れる際に目を凝らして探してみてはいかがでしょうか。
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気合いを入れたい特別な日に着けたいアイテムです。
レジンでメネラウスモルフォの美しい青色が表現されたイヤリングです。
耳元でゆらゆらと揺れる様子は、まるで本物のチョウのよう。
華やかですが、大きすぎずさりげない存在感を放つので、プライベートではもちろん、職場にも着けて行けそうです。
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