クジラってどんな生き物?
6月に入り、急に夏らしくなった関東近郊。梅雨入り前のわずかな晴れ間とのことですが、それにしてもいきなりの暑さ…。この記事を書いている間も、夏日続き! 春は、自粛中にいつの間にか終わっていたので、夏は……
2022.12.12
投稿日:2022.12.12 更新日:2023.03.15
皆さん、数年前からSNSなどで話題沸騰中の「雪の妖精」をご存知でしょうか。
その正体は、そう、シマエナガ。
シマエナガはその愛らしい見た目から「かわいすぎる!」と注目を集めている鳥なんです。
コロンとした丸いフォルムにもふもふの羽、そしてつぶらな瞳に釘付けになってしまう人が続出中で、グッズなども多数販売されています。
今回はそんなシマエナガの生態に迫っていこうと思います。
「シマエナガはどこに住んでいるの?」「どんな性格?」などの疑問がこれを読めば解消するはず!
ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
目次
あまり知られていませんが、「エナガ」という鳥の亜種であるシマエナガは、スズメ目エナガ科の鳥です。
常に5~10羽ほどの群れを形成して生活しています。
体長は約10~14cm、体重は10gほどとスズメよりも小柄。
そのため、実物を見た時に「思ったよりも小さい」と驚く方も多いそうですよ。
シマエナガと言えば、コットンに丸い目と小さなくちばしを付けたような可愛らしい見た目が特徴的で、「ふわふわ」「もふもふ」などと形容されることも。
見た目のキュートさから「かわいい!」「癒される!」と話題です。
みんなのアイドル的な見た目からは想像しにくいかもしれませんが、食性は雑食性。
主食は樹液や小さな木の実、昆虫などです。
春先~秋にかけては木の実や昆虫が豊富に捕れるため、林や森にいることが多いそうで、大好物はアブラムシ。ちょっと意外です。
食性には少し驚きますが、シマエナガの鳴き声はその見た目を裏切らないかわいさです。
具体的には「チーチー」「ピーピー」と高い声で鳴きます。
時たま「ジュリリリリ」といった特徴的な鳴き方もするので、シマエナガウォッチングをする際は鳴き声を頼りに探してみても◎
ただし、これはやや上級者向けの探し方なので、チャレンジする際は動画などでシマエナガの鳴き声を何度も聞いておくと良さそうです。
シマエナガは寒い地域に生息する鳥で、ヨーロッパ~シベリアにかけて広範囲に分布しています。
日本国内では北海道内のみで見られ、本州以南には生息していません。千葉や長野で観察された記録も残っているそうですが、あくまでも「迷鳥」とのこと。
これは移動中に群れからはぐれてしまったなどのかなりレアケースなので、基本的には国内では北海道に行かなければシマエナガには会えません。
北海道では全域に分布しており、林や森を中心に平地や山地で見ることができます。
公園や緑地などの都市部周辺にある人工的な環境に現れることもあるそうですが、体は小さく常に餌を探して飛び回っているため、観察は上級者向き。
双眼鏡があっても、自分の目でその姿をとらえることはかなり難しいようです。
シマエナガの画像を見ていると、その見た目からなんとなく「おとなしそう」「臆病そう」と想像しがちですが、実はシマエナガはとても活発。
基本的によく動き回るので、まるでじっと座っていられない子どものようです。
シマエナガが活発に動き回るのには理由があるようで、カラスやイタチ、ヘビなどの天敵から身を守るためなんだとか。
確かに、じっとしているよりあちこち移動していたほうが天敵に捕まってしまう確率も低くなりそうです。
ちなみに、あまりにもすばしっこく動くせいで「撮影者泣かせ」という異名も持っています。
またそれだけではなく、できるだけ群れの縄張りを広げようと、常に隣接する群れと争っているんだとか。
空中を飛びながら敵に体当たりするという攻撃スタイルで、あの可愛い見た目からは全然想像できませんが、実はかなりアグレッシブなんです。
シマエナガがここまでアグレッシブになるのは、主に繁殖期。
シマエナガは繁殖期になると群れで縄張りを小分けにして、つがいごとに小さな縄張りを作るため、群れでいかに広い縄張りを獲得するかが繁殖成功のカギになっているんです。
広い縄張りを手に入れた群れのつがいは各々使える縄張りが広くなり、その分子育ての環境が充実するんだとか。
巣作りは2月頃から始まり、春に繁殖。
ヒナは孵化後2週間ちょっとで巣立っていきます。
ちなみにこのシマエナガの巣、他の野鳥の羽や苔などを蜘蛛の糸で繋ぎ合わせたもので、触るととてもふかふかなんだそうです。
ふかふかな巣の中でふわふわなヒナがすくすく育つ様子を想像すると、思わずほっこりしてしまいますね。
「シマエナガをペットとして飼えないのかな?」と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仕事や学校から帰ってきて、かわいいシマエナガがお出迎えしてくれたら嬉しいですよね。
しかし、残念ながらシマエナガをペットとして飼育することはできません。
「鳥獣保護管理法」という法律によって、シマエナガなどの野生に生息する生き物を捕獲、飼育することは禁止されているんです。
例えば研究目的での飼育など、特別な理由によって正式に許可を得ている場合は別ですが、一般家庭でシマエナガと暮らすことはできません。
少し残念ですが、「どうしてもシマエナガに会いたい!」という場合は、北海道に足を運ぶ他なさそうです。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』でも、もちろんシマエナガのグッズを販売しています!
シマエナガのグッズは身に着けているだけで心が温まりそう。
この冬をシマエナガグッズとともに越してみませんか?
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中のシマエナガグッズをご紹介します。
キョトンとした表情が愛らしいシマエナガが描かれたブローチです。
シマエナガの図案を参考に手描きされており、ブローチによって少しずつシマエナガの表情が異なるのが魅力!
ブローチピンの他にクリップもついているので、洋服やバッグにはもちろん、手帳などにも付けることができます。
コットンリネンで作られた素朴なシマエナガブローチと、冬の街に飛び出しましょう!
細い小枝にとまって、こちらの様子をうかがうシマエナガがモチーフになっているピアス、イヤリングです。
ツルッとした樹脂で表現されたシマエナガは可愛くもあり、美しくもあります。
サイズは約1.5cm×1.2cmと小振りなので、オフィスなどにつけて行くにもぴったりですし、クリスマスなどのプレゼントとしても喜んでもらえそうです。
冬のお出かけに、耳元をキュートなシマエナガで彩ってみては?
関連する記事
クジラってどんな生き物?
6月に入り、急に夏らしくなった関東近郊。梅雨入り前のわずかな晴れ間とのことですが、それにしてもいきなりの暑さ…。この記事を書いている間も、夏日続き! 春は、自粛中にいつの間にか終わっていたので、夏は……
あの生き物にも毒があった!?海や磯に潜む危険な生き物【後編】
たくさんの生き物が住む海や磯。地上では見られない魅力的な生き物がたくさん生息していますが、なかには毒を持つ生き物もいます。意外な生き物が毒を持っていることもあるので、海や磯に行くときは毒を持っている生…
同じカエルでもこんなに違いが!?世界最大のカエルと世界最小のカエルに迫る!
両生類はイヌやネコなどと比べて、私たち人間と少し遠い存在に感じる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、普段の生活の中で遭遇できる両生類がいます。 そう、それが「カエル」です! カエルにはさまざまな…
海のギャング!危険生物ウツボの大好物や仲良しさんを紹介します
海洋生物のなかには、かわいい生き物や癒やし系の生き物がたくさんいる一方、思わず背筋が凍るような危険生物もいます。 なかでも「海のギャング」という異名を持つウツボは、見た目がグロテスクなうえ、鋭い歯を持…