水族館の飼育スタッフになるにはどうしたらいい? 現役飼育スタッフさんに聞いてみた!【前編】
生き物好きの方にとって、水族館の飼育スタッフは夢の職業ではないでしょうか? 現在学生さんで、将来飼育スタッフになりたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。 飼育スタッフは、専門職。そのため、飼育スタ…
2020.05.13
投稿日:2020.05.13 更新日:2024.07.30
2020年4月19日(日)<飼育の日>で、いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』は3周年を迎えました! ということで、今回は、3周年記念企画として、『いきもーる』中の人インタビューをお届けしていこうと思います。
お話を伺ったのは、『いきもーる』運営チームに所属していて、この『いきふぉめーしょん』の編集長的存在でもある、オガワさん。
『いきもーる』の運営についての話や、オガワさんがいきものへの愛を語っていたり、一押しグッズの紹介もあったりと、『いきもーる』『いきふぉめーしょん』のユーザーはもちろん、水族館・動物園がお好きな方も、ハンドメイド作家さんも気になる貴重で面白い話がたくさん出てきました!
当初は、いつもの打ち合わせのように直接お話をする予定だったのですが、今、会議室で三密はマズい!ということで、このインタビューもWeb会議で実施しています。それでは、『いきもーる』中の人インタビュースタートです!
目次
—『いきもーる』3周年おめでとうございます! まずは、3周年を迎えた今のお気持ちを聞かせてください。
オガワ:純粋に嬉しく思っております。年々参加していただいている作家さんも増えていて、たくさんの方に支えられながら無事に3周年を迎えられたことに、感謝しつつ、嬉しく思っています。
—『いきもーる』って、作家さん何名くらいからスタートしたんですか?
オガワ:オープン時に出品をしていたのは、50名くらいですかね。
—現在は何名くらい?
オガワ:今は、120名くらいです。
—うわっすごい。約2.5倍ですね。
オガワ:そうなんです!
—そもそも、3年前に『いきもーる』をオープンしたきっかけは、何だったんですか?
オガワ:姉妹サイトのいきものSNS『いきものAZ』と連携して、いきもの好きの方たちのために、楽しくて盛り上げれるようなコンテンツを構築していこうとオープンしました。
—『いきもーる』を丸3年運営されてきて、印象に残っているエピソードは?
オガワ:徐々に認知度が上がっていって、まだ参加していただいていない作家さんからも、いつも見てますとか、楽しいサイトですよねって言っていただけることが増えたのが、私たち運営チームの中でも、やってきたかいがあったねと、よく話に上がります。
個別のエピソードとしては、やっぱり、2年目の時にやった、東急ハンズでのイベントですね。全国47都道府県の東急ハンズで、『いきもーる』のグッズが売られるって、すごいことだなぁと。あの時のことは印象に残ってますね。
—以前のブログで拝見したのですが、確か、梱包作業もされてましたよね…?
オガワ:そうです! 本当、2週間ぐらいは倉庫に缶詰になって、東急ハンズに送る商品を運営チームみんなで詰めました。なので、その時取り扱った商品には愛着が湧いていますね。
—2週間も倉庫に缶詰は大変…。その時って、どのくらいの商品を販売したんですか?
オガワ:あの時は…、作家さん10名、アイテム数は30アイテムくらいで、サンシャイン水族館のアイテムもあったので、ボリュームとしては結構ありましたね。
—今後、同じようなポップアップストアイベントの予定ありますか?
オガワ:やっていきたいなとは思っているんですけど…、いまこの状況なので、見通しが立てられていないですね…。
—当初の予定だと、今後のイベントスケジュールなんかもお伺いしようと思っていたのですが、そうですよねぇ…。イベントについては、今後スケジュールが決まったら、『いきふぉめーしょん』を通じて読者の方にお知らせしていこうと思います。
—普段のお仕事についておしえてください。
オガワ:ざっくりですが、売り上げの管理であったり、商品を全て物流の倉庫に置かせてもらっているので、そこに出荷をお願いするデータを作成したり。『いきもーる』のWebサイト関連だと、TOPページのデザイン変更であったり、新商品の登録をしたり。あとは、作家さんとのメールなどのやり取りがメインですね。イベントに応じて、商品を構想したりとかもします。
—その合間に、新しい作家さん探しもされているんですよね。
オガワ:そうですね。
—3周年を迎えられた現在であれば、作家さん側から出品したいですというオファーがくることもあると思うのですが、オープン当初って、どのように作家さんを集められたのですか?
オガワ:東京ビッグサイトなどで行われている、ハンドメイドのイベントに参加して、ブースを回って、作家さんに直接、こういうサイトを作るのですがご興味ありませんか?とお声がけをしました。
現在もそれは変わっていなくって、イベントに行って、直接お声がけをしています。SNSは結構チェックしていて、作家さんの知り合いの作家さんって、結構クオリティが高かったりするので、そういう繋がりを巡って探していたりもします。
—これ、ちょっと、私の興味の部分が大きい質問なんですが、やっぱり、社員さんって、いきもの好きが多いんですか?
オガワ:好きで好きでしょうがなくてみたいな感じなのかな?みんな。いきもの好きが、圧倒的に多いと思います。みんな、さりげなくいきものグッズを使っていたりするので…。私も好きなのですが、いきものを飼ったりとかはしたことないですね。
—ずばり、オガワさんの好きないきものは?
オガワ:すごい迷ったんですけど、昔からすごーく好きなのは、ゴリラですね。
—えー! 今まで、海とか、『サンシャイン水族館』にいるいきものの話題が多かったので、ちょっと意外回答でびっくり…!
オガワ:ゴリラって、あんなにムキムキなのに、くだものとか葉っぱとかしか食べないのが不思議だなって思ったのがきっかけで、調べたりしてみると、穏やかとか、優しい性格でとかっていうのがすごくわかってきて、ギャップがすごいなと思って。シルバーバックがかっこよくて。なので、『東山動物園』がすごい好きですね。
—あ、すごく有名なゴリラがいますよね。
オガワ:ニシローランドゴリラのシャバーニです。イケメンゴリラの。
—『いきもーる』にゴリラのグッズってありましたっけ?
オガワ:最近参加してくださった作家さんの、MONTANAさんと、A.Floconさんに、ゴリラのグッズを作ってもらってます。やっぱり、ゴリラのグッズって、作られてる作家さん自体が少ないので、個人的には増やしていきたいなと思ってます。
—ゴリラグッズは、出たら買いですか?
オガワ:買いですね。動物園とかに行っても、ゴリラのステッカーとかいっぱい買っちゃいます。
—たしか今、ちょうどゴリラの記事を用意しているはずなので、楽しみにお待ちください!
オガワ:それは、個人的にも楽しみです! すきなんですよねぇ…。
—そういえば、出張とか、社員旅行で、ほかの動物園や水族館によく行かれると聞いたのですが。
オガワ:直近で行った社員旅行の時は、それこそ、『東山動物園』に行ってきました。
—あ、イケメンゴリラ!
オガワ:10時開館で、10時半からゴリラたちが外に出てくるんです。多分、夜は地下でお休みしてて、展示が1階なので、ロープを垂らした筒状のところから1体1体上がってくるんですけど、それの動画が、何回見ても面白くて…。スマホなので、画質があんまり良くないのですが…。本当に面白い動画なので、みなさんにも見ていただきたい。
—「ぬっ」て出てきますね。これ、じわじわきます…。
オガワ:あと、個人的に好きな動物園は、『神戸どうぶつ王国』ですね。動物との距離がすごく近くって、触れはしないのですが、檻がなくてイメージ的には、植物園みたいな施設です。みんな園内を歩き回っていたり、鳥は頭上を飛んでいて。一押しですね。
—ちなみに、『サンシャイン水族館』以外で、好きな水族館もおしえてください!
オガワ:4年前までは、『サンシャイン水族館』にもラッコがいたんですが、今、ラッコを展示してる施設が日本で5つしかなくて…。ラッコって、たまに見ると何十分も離れられないくらい愛らしいので、ラッコのいる『マリンワールド海の中道』とか好きですね。あとは、『須磨海浜公園』とか。水族館っているより、ラッコが好きみたいな話になっちゃったんですけど…。
—そう言われると無性に見たくなるんですが、関東にいないんですね…ラッコ…。
ちょっと脱線気味ですが、水族館の話になったので、このままもう1つ質問しちゃおうかと。中の人流、『サンシャイン水族館』の楽しみ方や、ここに注目してほしいなんてポイントをおしえてください。
オガワ:『サンシャイン水族館』は、南国のリゾートをコンセプトに作られています。エレベーターを上がって、入り口に行くと、そこが、南国のリゾートを最初に感じていただけるスペースになっているので、よく見てみてください。館内に入ると、海の中に入るようなイメージの内装になっていて、手すりも、波を思わせるようなデザインになっているので、そのあたりも注目していただけると。
あとは、いきもののことではないのですが、BGMもオリジナルで作っていて、展示されているいきものであったり、エリアのコンセプトに合ったBGMがひとつひとつ組み込まれているというのがあったり、アロマも場所ごとに変えていて、見るだけじゃなく、音であったり、香りであったり、五感で楽しんでいただけます。
あと、やっぱり、都市型の水族館でビルの中にあるので、どうしてもキャパシティが限られていて、その中でいかに広く見せられるかという工夫もされています。一番大きいラグーン水槽は、手前が明るく、奥の方に暗く濃い色の照明が使われていて、視界的に広く見せるようにしています。
—全っ然知らなかったので、次に行った時に、入口から全部体感してきます…!
オガワ:知らない方が多いと思うので、そういったところを知った上で見ていただくと、もう一歩踏み込んで楽しんでいただけるのかなぁと思っています。
—貴重な情報をありがとうございます!
—それでは、話を『いきもーる』に戻して…、『いきもーる』の中の人一押しグッズを5個おしえてください!
オガワ:最近出品を始めてもらった作家さんも多くって…、1つ目は、『水引工作所』さんのペンギンのご祝儀袋です。
オガワ:1つ1つハンドメイドで作っていただいています。ペンギンのご祝儀袋って、いままで見たことがないのですが、今、『いきもーる』には、ペンギン好きの方にも、水族館好きの方にも喜んでいただけるようなご祝儀袋が出てますよ!
—こんなアートなご祝儀袋初めて見ました! ペンギンの喜んでる感じとかすごくいい! お祝いの席でこのご祝儀袋を渡したら、祝福する気持ちも伝わるし、受け取った方も喜んでくれるのではじゃないでしょうか?
では、次をお願いします!
オガワ:2つ目は、『楽土』さんという陶器のグッズを作られてる作家さんの、箸置き。
オガワ:5個セットになっているのですが、全部お顔とかが違っていて。とってもかわいい箸置きセット、一押しです!
—これ、お腹に箸を乗せるのがとってもかわいいですね…!
では、次をお願いします!
オガワ:3つ目は、『スズロ舎』さんの抜き型。たくさん種類があるのですが、一番人気がアルパカで、一押しもアルパカです。
オガワ:パンとか柔らかいものも抜けて、アルパカが白いので、白い具材がオススメです。あとは、もちろんクッキー作りにも使えるので、プレゼントとかにもぴったりかなと思っています。
—少し前のアルパカ記事で紹介した記憶があります。食パンの白いところを抜くと、フワフワ感がアルパカっぽくていいんですよね! 編集部のメンバーもプライベートで購入してました…!
では、次をお願いします!
オガワ:4つ目は、『花とカエル雑貨【rana】』さんのホッチキスです。
オガワ:ものすごくインパクトがあるのと、ものすごくリアル!
—これもたしか、入園入学グッズとして、ご紹介しましたね。
オガワ:これは本当に、1つ持っていれば話題が絶えない、人気者になれるグッズだと思います!
—間違いないです! 絶対話のネタになりますよね!
それでは、ラストお願いします!
オガワ:『アトリエpuchuco』さんというシルバーのアクセサリーを作られてる作家さんがいらっしゃって、その方もたくさん種類を作られているんですが、その中でも、ヒョウモンダコのネックレスがトゥルッと仕上がっていて、リアルで高級感もありつつ、いきものへの愛がすごく伝わるグッズで、おすすめです。
—タコのうねっとした感じがリアルですが、違和感なくファッションに取り入れらそうですね。
オガワ:ぜひ、ご紹介した5つのグッズと、それから、3周年記念グッズも発売してますので、そちらもチェックしてみて欲しいです。
▼祝!『いきも〜る』3周年! 記念グッズを全部見せ!
—今、この作家さんに注目してますとか、今後『いきもーる』に、こういうアイテム増やしたいなとかがあればおしえてください。
オガワ:今、ぬいぐるみを作ってくださっている作家さんが1名だけいらっしゃって。
—以前インタビューをした『ぬいぐるみ工房nuwasu』さんですかね?
オガワ:そうです。『ぬいぐるみ工房nuwasu』さんは、生体の細かい特徴とかも全部ぬいぐるみに再現してくださっているので、そういったぬいぐるみをもっと増やしていきたいなと思っています。
▼作家さんに聞いてみた!② ぬいぐるみ工房nuwasu編
—ちなみに、オガワさんは、ぬいぐるみ買う派ですか?
オガワ:最近は、買っていないのですが、UFOキャッチャーのぬいぐるみとかは、すごく取りたくなるタイプです!
—私も、家にたくさんぬいぐるみがいて、キャラクターがすごく偏ってるので、海のいきものを増やすのもありかなと思ったり…。すみません、また脱線しました!
さて、話を戻して、今後『いきもーる』でこういうことやりたいなーっていう企画とかありますか? 願望とかでも大丈夫です!
オガワ:年に3、4回は、ポップアップショップや、ワークショップ形式でリアル展開をしていたりするのですが、やっぱり、『いきもーる』主催で、たくさんの作家さんに参加してもらってブース出店という形のイベントを開催したいなと思っていて。『いきもーる』のサイトの一つの強みに、いきもののカテゴリ別で検索ができるというのがあるので、いきものカテゴリ別でブースを出店してもらってっていうのも面白いかなと思っています。
—『いきもーる』のWebサイト上での企画とかありますか?
オガワ:1週間ごととかで、いきものジャックしていくみたいな。「今週はクラゲ!」みたいな感じで、TOPページを全部クラゲにするとか、いきものごとにスポットを当ててあげる期間があっても面白いかなと思っています。
—2019年12月にこの『いきふぉめーしょん』がオープンしたわけですが、さて、今後どんなメディアにしていきましょうか!
オガワ:今、読み応えがある記事をたくさん公開していっています。やっぱりいきもの好きの方に、より興味を持ってもらえるようなメディアサイトにしていきたいなと思っているので、幅広いジャンルで構築していきたいなと。
—私からも、企画持ち込みますね!
引き続き『いきもーる』を運営していく上での目標をおしえてください。
オガワ:やっぱり、『いきもーる』主催のイベントを大々的にやれるようになりたいというところと、いろんな方に『いきもーる』を知ってもらいたいですね。
—それでは最後に、『いきもーる』『いきふぉめーしょん』のユーザーへ向けて、メッセージをお願いいたします!
オガワ:いつも、『いきもーる』『いきふぉめーしょん』をご覧いただいて、本当にありがとうございます。これからもずっと、進化をし続けていくサイトでありたいなと思っているので、何か、ご要望があったらおしえてほしいなと思っています! お問い合わせフォームから、ぜひぜひ、なんでもメッセージを送っていただければと思います。よろしくお願いします!
—編集部も、『いきもーる』4周年と『いきふぉめーしょん』1周年を目指して、更新頑張ります! オガワさん、ありがとうございました!
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