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2019.12.13
投稿日:2019.12.13 更新日:2021.05.13
かわいい『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、「サンシャイン水族館」でも人気者! 砂から顔をだし、ゆらゆらゆらゆらしている姿をぼーっと眺めているだけで、なんだか癒されますよね。
でも、どうしていつも砂に埋まっているのでしょう…? まさか、泳げないとか…?
「いきふぉめ〜しょん」編集部では、『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』についての調査を実施! 『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』の生態や、砂の中にいる理由についてご紹介していきます。
目次
『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』は、その名のとおり、アナゴ科の海水魚です。
アナゴ科チンアナゴ属の『チンアナゴ』は、からだに黒い班紋があるのが特徴で、丸いかわいらしい顔つきをしています。『チンアナゴ』という名前は、狆(チン)という犬に似ていることから付けられたそう。まさか、犬の名前だったなんて…、驚きです。
アナゴ科シンジュアナゴ属の『ニシキアナゴ』は、白地に黄色やオレンジの縞模様が特徴で、少し口が尖った面長さん。『ニシキアナゴ』という名前が付けられたのは、からだの色が、織物の「錦」のように華やかであることからなんだとか。
『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、「動物性プランクトン」を主食としています。
砂から顔を出し、大きな目でキョロキョロとよーく周りを見回して、「動物性プランクトン」を見つけたらパクり。水の中でゆらゆらしているのは、実は、食べものを探していたんです。たまに、食べもの探しに夢中になりすぎて、隣の個体と絡まってしまうドジっ子も。
そして、『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』が、全員同じ方向を向くのにも理由が。「動物性プランクトン」は、水流に乗ってやってくるので、『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、水流の方を向く習性があるんです!
また、『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、どうやら感情豊かないきもののよう。よく顔を見てみると、ころころと表情を変えるんです。
ケンカも日常茶飯事で、ほかの『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』よりも低姿勢になっているペアがあったら、それはおそらくケンカの真っ最中。ケンカが始まると表情が一変。口を大きく開けて、ものすごく怒った顔になるんです!
「サンシャイン水族館」では、「サンゴ礁の海」水槽にて、『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』が常設展示されているので、ぜひ、よーく観察してみてくださいね!
『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、みなさんご存知の通り、砂の中に埋まった状態で生活をしています。
実は、『チンアナゴ』の体長は約30cm、『ニシキアナゴ』の体長は約40cmもあり、なんと、からだの半分以上が砂の中に隠れているんです…! しかも、からだの約2/3が尻尾だそう。
『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、決して泳げないから砂の中に埋まっているわけではありません。
では、なぜいつも砂の中に埋まっているのかというと…、怖がりだから。
『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、警戒心が強く、危険を察知するとすぐに穴の中に引っ込みます。つまり、すぐに危険から逃げられるよう、砂の中にからだを半分以上埋めているんです。
神経質な個体は、一度警戒するとなかなか穴から顔を出せず、そのまま餓死してしまうこともあるそう。
怖がりなのに、ケンカっ早いとはなんとも…。
『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』が砂から出てくるのは、基本、移動をする時のみ。ただ稀に、餌を追いかけるのに夢中になって、砂から出てしまうなんてドジっ子もいるとかいないとか。
移動した『チンアナゴ』や『ニシキアナゴ』は、新しい場所に到着すると、尻尾を使って新居となる穴を掘ります。尻尾が硬くなっているため、するすると穴を掘ることができるんです。
尻尾から穴に収まったら、移住は完了。仕上げに、穴が崩れないよう、自身の粘液で砂を固めたら、もう安心です。
いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」には、もちろん『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』グッズもありますよ! ここからは、「いきもーる」のおすすめ『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』グッズをご紹介していきます。
『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』の細長いフォルムは、たしかにお箸にぴったり! 砂から顔をのぞかせているような顔がとってもかわいいです。
お箸の先に滑り止めがついていて、料理が掴みやすくなっているのも嬉しいポイント。『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』と一緒なら、いつもよりもっと食事が楽しくなりそうですね♪
リアルにしたいからといって、決して食べものにお箸を突き立ててはいけませんよ!
『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』が、おしゃれなファッションアイテムに。
このシースルーソックスを履いて、靴を履くと…、ちょうど『チンアナゴ』『ニシキアナゴ』が靴から顔を出すんです!
脱いだ時に見える、砂に見立てたドット柄もポップでキュート。
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