夢に出てくるほど恐ろしい!? 食物連鎖の頂点に君臨するカワウソ「オオカワウソ」とは?
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2019.12.13
投稿日:2019.12.13 更新日:2021.05.13
日本で『カエル』といえば、緑色のイメージが強いですが、世界に目を向けてみると、びっくりするほど色鮮やかな『カエル』や、おしゃれな模様の『カエル』がたくさん!
しかし、実は、色鮮やかな美しい『カエル』たちは、その多くが『毒ガエル』なんです! 『毒ガエル』たちは、自らの体内で毒を作り出しているのではなく、毒への耐性を持ち、毒を持つ『アリ』や『ダニ』を食べて、その毒を体内に蓄えています。
からだの鮮やかな色は、捕食者たちへの警告。その美しい見た目のおかげで、『毒ガエル』たちはより長く生き延びているのです。
今回は、美しい&おしゃれな見た目の『カエル』たちをいくつかピックアップし、ご紹介していきます!
目次
冒頭で、『毒ガエル』のお話をしましたが、この、黄色が鮮やかな『カエル』が、まさにその『毒ガエル』。
この『モウドクフキヤガエル』は、その名の通り、猛毒をもっており、コロンビアの原住民がその毒を抽出し、吹き矢の先に塗って狩猟に利用していました。その毒性は、なんと、全生物中最強とも言われているんです!
具体的にどのくらい強烈な毒なのかというと、『モウドクフキヤガエル』の持つ毒は、「バトラコトキシン」と呼ばれる神経毒で、わずか1㎎で1万匹の『ネズミ』もしくは2頭の『ゾウ』を殺せるほどだそう。人だって例外ではありません。
毒性も最強ですが、その毒に耐性を持つ『モウドクフキヤガエル』こそ最強なのでは…?
ヤドクガエル科の『カエル』は、飼育下ではその毒性を失うそうです。それは、毒性のあるいきものを食べて毒を蓄えているため、食べものが変わると毒を蓄えられなくなるからなんです。ちなみにサンシャイン水族館では、ショウジョウバエと孵化したばかりのコオロギを与えているそうです。このため飼育スタッフはショウジョウバエやコオロギの飼育・繁殖もしなければならないそう。大変ですね…。
水族館でみる『モウドクフキヤガエル』は安全ですが、野生の『モウドクフキヤガエル』は、絶対に触ってはいけません。
鮮やかな青色が目を引く『アイゾメヤドクガエル コバルトタイプ』は、『モウドクフキヤガエル』と同じヤドクガエル科の『毒ガエル』です。「世界で最も美しいカエル」のひとつとされ、別名「青い宝石」とも呼ばれるだけあって、もちろん、強力な毒の持ち主。
からだの青色は、背中から腹部にかけて濃くなり、頭部や背中に、不規則な黒っぽい斑があるのが特徴です。
まるで『ホルスタイン』のような、白地に黒いしま模様がかわいらしい『ジュウジメドクアマガエル』も、『毒ガエル』。
外敵に襲われると、皮膚からミルク状の白い毒液を分泌するんです! このことから、英語では、『アマゾンミルキーフロッグ』と呼ばれています。
毒の強さの程度はよくわかっていないとのことなので、直接手で触るのはやめましょう。
顔をよくみると、眼の黄色の虹彩の中に、十字状の黒い模様が入っているのがわかりますか? 和名の"ジュウジメ"は、ここからきているんです。
野生では、熱帯雨林の中の樹洞で生活をしていて、ほとんど地表に降りてきません。そのため、水族館では、木の上にいるのはもちろん、水槽のガラスにぺたーっと張り付いているかわいらしい姿を見ることができます。
『アメフクラガエル』は、まるでおだんごのような見た目と、飛び跳ねずに短い脚でひょこひょこと動く仕草がかわいいと大人気!
主にアフリカ南部に生息していて、普段は、乾燥した土の中に穴を掘り、隠れて生活しています。地上に顔を出すのは、雨が降ったあとの食事と、交尾のときのみ。
びっくりなのが、『アメフクラガエル』の生まれ方。カエルは、一般的に、『オタマジャクシ』の姿で卵からかえり、やがて『カエル』へと変態しますが、なんと、『アメフクラガエル』は、卵が孵化した時から『カエル』の姿なんです!
攻撃されたり、怒ったりすると膨らむのもかわいいポイント! だからって、わざと怒らせちゃダメですよ。
『ベルツノガエル』は、アルゼンチンを中心に広がるパンパ地帯に生息しています。
『ベルツノガエル』を含む、ツノガエル属の『カエル』は、ずんぐりむっくりな体型で、あまり動かない狩りのスタイルが特徴的。
湿った土の中や水辺に潜り、目だけを出してじっと待ち伏せ、近くに獲物がやってくると、大きく口を開けて丸呑みするんです! その様子から、『パックマンフロッグ』なんて名前もついていたりします。
基本的なからだの色は、緑色ベースに黒褐色の模様。そして、ここに赤色が入るのが『ベルツノガエル』の最大の特徴です。色や模様は個体によってさまざまで、たくさんのバリエーションがあります。
また、ツノガエル属のほかの『カエル』と比べると、目の上のツノはあまり目立ちません。
『クランウェルツノガエル』は、『ベルツノガエル』と並ぶ、ツノガエル属の代表的な『カエル』です。
ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルにまたがる、非常に暑く乾燥した半砂漠のチャコ地帯に生息しています。
基本的な体の色は、茶色ベースに、緑色と黒褐色の模様。『ベルツノガエル』と比較すると、目の上のツノが長く、キリッとシャープなお顔をしています♪
いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」で『カエル』と検索すると、たくさんのグッズがヒット! 今回は、その検索結果の中から、担当ライターの印象に残った、インパクト大(!?)の『カエル』グッズをご紹介していきます!
『カエル』のたかしくんが、タオルで前を隠して恥じらっている姿にジワジワきました…。
本や手帳からのぞく顔だけだと、なんてことないただの『カエル』のしおりなのに、開いた瞬間、なんだかいけないものを見てしまったような感覚に襲われます。なんでしょう、この、タオルで隠すだけで急にセクシーな雰囲気が漂ってくる感じ…。
「いや〜ん」って声が聞こえてきそうです。
『カエル』のたかしくんシリーズは、たくさんのグッズが販売中! たかしくんの姿にジワジワきた方は、ほかのグッズも見てみてくださいね♪
このケースをレジで出したら、びっくりされて印象に残ること間違いなし! そしてきっと、店員さんたちの間で、「カエルの人」と親しみを込めて呼ばれることになるのです…。
ほかに、「【いきもーる限定販売】コイン・イヤホンケース(アマガエル)」と、「【いきもーる限定販売】コイン・イヤホンケース(バジェットガエル)」も販売されているので、お好みの『カエル』をお選びください!
猛毒を持つ、地球上で最も鮮やかな色の『カエル』も、イヤーカフなら怖くない!
『モウドクフキヤガエル』が耳にしがみつくのがとってもキュートです。鮮やかな色が、アクセントになってオシャレ感も◎ 視線を集めること間違いなし!
色違いの「イチゴヤドクガエルイヤーカフ」と「アイゾメヤドクガエルイヤーカフ」も販売中です。
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