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2025.11.11
投稿日:2025.11.11 更新日:2025.11.11

食卓ではおなじみのイカとタコですが、どちらもヌルヌルとして柔らかいイメージがあるため「歯がある」と聞くと、ちょっと意外に思うかもしれません。
確かにイカやタコの口は柔らかく真ん丸な形をしていますが、その中には鳥のくちばしのようなものと、歯がずらりと並んでいます。一体、彼らはくちばしと歯をどのように使い、何を食べているのでしょうか?
今回は、イカやタコの歯の秘密を探ります!
目次

イカ・タコの歯について知る前に、まずはそれぞれの生態を簡単に見ていきましょう。イカ・タコはどちらも柔らかい体を持つ軟体動物で「頭足類」に分類されます。頭足類とは頭から直接足が生えている生き物のことです。
イカ・タコの違いとして、イカの足は10本、タコの足は8本と本数が違うことはよく知られているでしょう。
また一般的にイカは素早く泳いで海中を移動しながら生活しますが、タコは岩場や砂地の小さな隙間に隠れて暮らし、海底を這って移動します。それぞれで異なる生存戦略を持っているのですね。
さらにイカ・タコは、軟体動物の中でも高い知能とコミュニケーション能力があるといわれている他、体の色を自在に変えて岩や小石に擬態し身を守る能力も持っています。この能力は敵を威嚇したり、求愛のサインを送ったりする際にも使われます。敵から逃げる際に墨を噴射するのも、よく知られている特徴の一つです。
イカやタコの生態については以下の記事でも詳しく解説しています! 併せてチェックしてみてください。
それでは、本題のイカ・タコの歯の秘密を徹底解剖していきましょう!

イカやタコの口は丸い球体になっていて、口球と呼ばれます。口球の中には「顎板(がくばん)」、通称「カラストンビ(烏鳶)」と呼ばれているくちばしのような顎があります。カラスとトビ、それぞれのくちばしに似ていることから、このように名付けられました。
「上顎板(じょうがくばん)」と「下顎板(かがくばん)」で一対になっており、2つをかみ合わせることで獲物を捕まえたり、食べたりします。顎板はキチン質とたんぱく質からできていて非常に硬く、貝殻やカニの甲羅もかみ砕けるほどです。
タコは貝類や甲殻類など殻の硬い生き物を主食とするためかむ力が強く、イカよりも大きめの顎板を持っています。一方、イカの主食は小魚やエビなので顎板がタコのものよりも小さめで鋭く、餌を切り裂くのに適した形をしているのが特徴です。
なお、人間がイカやタコにかまれると鋭い痛みが走り、深い切り傷ができてしまいます。唾液に毒を持つ種類もいるため、不用意に触らないよう注意しましょう!
イカ・タコの顎板の中には「歯舌」と呼ばれる部位があり、リボン状の膜に細かい歯がびっしりと生えています。ラドゥラの語源はラテン語の「radere」で「剃る・こすり落とす」という意味があり、その名の通り獲物の身を削り取る際に使います。
歯舌に生えている歯は古くなると歯舌下器官に吸収され、どんどん新しい歯に生え変わります。そのためイカ・タコは常に鋭い歯を使えるのです。

イカの歯は口だけではなく、吸盤にも付いています。「角質環(かくしつかん)」と呼ばれるギザギザとした硬い歯のようなリングが付いており、獲物をギザギザ部分に引っ掛けて捕まえます。
一方タコの吸盤には角質環が付いておらず、筋肉を使って中を空洞にし、獲物を吸い付けて捕まえます。両者の違いは吸盤にも表れているのですね。
イカの吸盤に歯が付いている理由は、狩りの方法にあります。イカは泳ぎながら獲物を捕らえるため、素早くキャッチして逃がさないよう、吸盤に角質環が備わっているのです。これに対してタコは岩場に隠れ、近くに来た獲物を吸い付けて捕まえるので、角質環を持たない構造になっています。

イカやタコは私たちにとって身近な食材です。では、その硬い歯は食べられるのでしょうか?
結論、イカ・タコの歯は食べられません! ただし、顎板や歯舌の周りの口球、筋肉は食べられます。
食用のイカ・タコの口は「イカトンビ」「タコトンビ」などと呼ばれ、1杯(匹)から1つしか取れない珍味として知られています。串焼きや唐揚げ、燻製、ソテーなどさまざまな調理方法があり、どれもおいしそう……。
筋肉質でコリコリ、プリプリとした食感をしていて、貝や鶏の軟骨のような弾力があります。うまみが強く個性的な味わいで、おつまみにされることが多いです。

ここからは、サンシャイン水族館のオンラインショップ内にある『いきもーる』で購入できる、おしゃれで実用的なイカ・タコのグッズをご紹介します!

イカ・タコをモチーフにしたピアス・イヤリングです。細身で繊細なデザインなので、普段使いはもちろん、ちょっとしたお出かけでもさりげなく身に着けられます。
アンティークゴールドの落ち着いたカラーが使い込んだような質感を生み、大人っぽい印象を与えてくれるのも魅力です。
金属アレルギーの方でも身に着けられるよう、フック部分はサージカルステンレスでできています。またチャームには透明のコーティングが施してあり、長く愛用できる仕様となっています。
なお、全ての方にアレルギー症状が出ないというわけではないためご注意ください。

イカをモチーフにしたスマートフォン用のリングです。パープルカラーの大人っぽくもかわいらしくも見えるデザインで、お手持ちのスマートフォンケースを華やかに見せてくれます。
かわいらしいフォルムながら実用性も高く、リング部分は360度回転。指を通してスマートフォンをしっかりとホールドでき、落下防止に役立ちます。
またリングを立てればスタンドとしても使えるので、動画視聴やビデオ通話にも便利です。
付属の強力な粘着シートを貼り付けるだけで簡単に装着できます。粘着シートは繰り返し使用可能ですが、離着回数が増えると粘着力が弱まる場合があるためご注意ください。

リアルに描かれたイカとタコが印象的な大きめのポチ袋です。紙幣を折らずに入れられる他、ちょっとした手紙を入れるのにも便利です。
ポチ袋の素材にはコットンが配合されていて、優しく上品な風合いがあります。イカ・タコのイラストは活版印刷されていて、独特のデコボコとした触り心地も楽しめます。紅白のカラーが華やかでおめでたい雰囲気を演出し、贈り物やお祝いで使うのにもぴったりです。
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