マンボウってどんないきもの?実は、胃腸が弱いらしい…?
これまで、様々な生き物をフィーチャーしてきた『いきふぉめ〜しょん』ですが、今回の主役は、『マンボウ』です! ゴツくて一見アンバランスに見える大きな体に、なんとも言えない表情…。ふっと力が抜けるようなユ…
2022.12.02
投稿日:2022.12.02 更新日:2023.03.15
前回の記事では、現在『サンシャイン水族館』にて開催中の夜間特別営業「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」のイベントレポート【前編】をお届けしました。
今回の記事は、その【後編】です。
前半ではミズダコの尊さに感涙したり、ラッコのサイズに驚愕したり、感情が行ったり来たりで忙しかったのを覚えていますが、今回はどんな感動や驚きが待ちうけているのでしょうか。
期待に胸を膨らませながら、さっそく「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」の後半を覗いてみましょう!
目次
バイカルアザラシの水槽からどんどん奥へ進んでいくと、スポットライトが当てられたタイヤを発見。
遠目からでも何やら意味ありげな展示です……。
「水族館の展示でタイヤ……?」と不思議に思いながら近づくと、タイヤの内側にはヤドカリが!
「タイヤの内側でのんびり過ごすヤドカリを再現しているのかな?」と展示を見た瞬間は微笑ましく感じたのですが、この廃タイヤとヤドカリの意味が説明されているパネルを読んで戦慄……!
実は海に投棄されたこの廃タイヤとヤドカリには複雑な関係があったのです。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので控えめにしますが、人間の世界では有効活用されていたはずのタイヤが、海に投棄された途端にこんな物に豹変するんだな……と、考えさせられるのはもちろん、少しの恐怖すら覚える展示でした。
気になる方は、ぜひ『サンシャイン水族館』に足を運んで、その真相を確かめてみてくださいね。
「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」ではラッコ以外にも特別展示が!
それが、チュウゴクオオサンショウウオです。
名前の通りとにかく大きくて、全長1メートルはありそうでした。
でも、体の大きさに対して目はつぶらで、手足も小さめ。
『いきも~る』担当のタカハシさんはこのチュウゴクオオサンショウウオの手足がかなりお気に入りだそうで、「小さくてクリームパンみたいで、まるで人間の赤ちゃんみたいですよね」とおっしゃっていました。
確かに、「あなた、その小さな手足でどうやってそんなに大きな体を支えているの?」とインタビューしたくなってしまうほどのアンバランスさ(笑)
でもそれが愛らしいんです。
この可愛らしいチュウゴクオオサンショウウオ、実は深刻な絶滅の危機に瀕しています。
かつては食用や美容品にされたり、皮革も利用されたりしていたらしく、個体数が著しく減少。
2010年からは中国で国家Ⅱ級重点保護野生動物に指定され、飼育下繁殖や販売にも許可が必要になったそうで、世界的に保護活動が進められています。
貴重な生き物をこんなに間近で見られるのも、「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」の見どころです。
「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」の大容量室内展示を見学し終え、屋外エリアへ。
すっかり終わった気になって「今回のレポートをどうまとめよう?」なんて考えていると、目の前にドドンと現れた大型スクリーン。
このスクリーンで上映されていたのは、サンドアートのスペシャルムービーです。
生き物たちの死から始まる命の物語が一つひとつ手作業のサンドアートで表現されており、最後は空を自由に羽ばたく「天空のペンギン」でムービーが締められていました。
パラパラ漫画のように移ろいゆく、砂で描かれた生き物たちの生涯。
とても神秘的で、時間を忘れて魅入ってしまいました。
個人的にこのサンドアートはとても感動的だったので、前編の最後でも念押ししましたが、屋内エリアだけで終わらせず屋外エリアも"必ず"見てから帰ってくださいね。
すべての展示を見終わり胸がいっぱいの担当でしたが、まだまだお楽しみは終わりません!
最後は「ショップ アクアポケット」に寄って、「終わりは始まり展 生き物たちの終焉」のアイテムをゲットしましょう!
このメインビジュアル、何度見ても「生命の神秘」を感じさせられます。
水族館の入り口ではじめて見た時、天に昇ってまた生まれ変わる……そんな印象を受けました。
クリアファイル、マスキングテープを販売中です。
クリアファイルはA4サイズなので、学校やオフィスでも大活躍すること間違いなし!
マスキングテープもおしゃれで使いやすい絵柄なので、用途選ばずご使用いただけます。
ちなみにこちらは「食物連鎖」をイメージして作られたぬいぐるみ。
「終わりは始まり展」オリジナルのグッズではないとのことですが、イベントとぬいぐるみのテーマが重なることから、このコーナーに並べているそう。
食物連鎖のヒエラルキーで言うところの弱者が、どんどん強者の口の中に収まっていくという、学びにもなり、でもクスッとしてしまうぬいぐるみです。
触り心地もふわふわで気持ち良かったので、飾るだけではなく、リラックスタイムに抱きしめてゴロゴロ……なんていうのも◎
イベントとは直接関係ありませんが、我らが『いきも~る』のグッズコーナーもあったので、足を運ばれた方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
【開催期間/会場】
開催期間 | 2022年9月30日(金)~12月18日(日) |
開催時間 | 18:15~21:00 ※最終入場は20:00まで |
会場 | サンシャイン水族館 本館 東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 屋上 |
【終わりは始まり展 生き物たちの終焉 入場料金】
大人(高校生以上) 2,600円
こども(小・中学生) 1,200円
幼児(4才以上) 700円
※通常の水族館入場券、招待券、特別入場券、年間パスポートでは入場できません。
※月~木曜日(祝日、祝前日を除く)の大人料金はお得な2,400円になります。
※期間中、休業日がございます。詳しくは終わりは始まり展HPをご覧ください。
【入場方法】
■日時指定WEBチケット
18:15~18:30の回より15分間隔で、19:45~20:00の回まで取得可能です。
販売期間 7日前の0:00から、当日各回入場開始時間の10分前まで販売
■当日時間指定コンビニチケット
販売期間 当日の0:00~ファミリーマートにて販売
関連する記事
マンボウってどんないきもの?実は、胃腸が弱いらしい…?
これまで、様々な生き物をフィーチャーしてきた『いきふぉめ〜しょん』ですが、今回の主役は、『マンボウ』です! ゴツくて一見アンバランスに見える大きな体に、なんとも言えない表情…。ふっと力が抜けるようなユ…
スカシカシパンはウニの仲間?菓子パンそっくりな不思議生物の生態を紹介!
海の中には、変わった見た目や生態の生き物がたくさんいます。ウニの仲間のスカシカシパンもそうした不思議な生き物の一つです。 本記事では、スカシカシパンという名前の由来や、変わった生態を紹介していきます。…
モルモットはハムスターとどう違うの?さまざまな違いを調べてみた!
ペットショップや動物園の触れ合いコーナーで見かけるウサギのようにおとなしいモルモット。パンパンに頬袋にエサを詰め込んだり、回し車で遊んだりする姿が大人気のハムスター。どちらもげっ歯類、脚が短い、お尻が…
敬老の日間近!日本全国のご長寿な生き物をご紹介
2021年の敬老の日は9月20日(月)。 おじいちゃん、おばあちゃんに感謝!……は、もちろん大事ですが、今年はそれと同時に、ご長寿の生き物にも思いをはせてみませんか? 日本全国の動物園や水族館では、想…