『ダイオウグソクムシ』は、絶食してどのくらい生きられる?
ちょっと不気味でエイリアンを思わせるような見た目にも関わらず、深海生物の中で、根強い人気を誇っているのが『ダイオウグソクムシ』。長時間餌を摂取しなくても生きていけることでも有名ですよね! では、『ダイ…
2021.09.17
投稿日:2021.09.17 更新日:2022.03.10
2021年の敬老の日は9月20日(月)。
おじいちゃん、おばあちゃんに感謝!……は、もちろん大事ですが、今年はそれと同時に、ご長寿の生き物にも思いをはせてみませんか?
日本全国の動物園や水族館では、想像をはるかに越えるようなご長寿な生き物が、まだまだ元気に暮らしているんですよ。
今回は、敬老の日にあやかって、日本のご長寿な生き物を一部ご紹介しようと思います!
目次
まずは、当時数多くのニュース番組で取り上げられた、千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」!
風太は2004年3月に、静岡市立日本平動物園から千葉市動物公園に引っ越してきました。
2005年に背筋をピンと伸ばした凛々しい立ち姿で一躍人気者になってから、はや16年……。
風太も今年の7月5日で18歳になり、人間の年齢で例えると80歳以上のおじいちゃんに。
実は去年の12月末頃から歯槽膿漏のような症状が出てエサを食べられなくなっていたため、一時展示が休止されていましたが、今年の5月に展示場の裏手にある獣舎に復帰し、展示再開が叶いました。
食欲もあり元気とのことなので、お近くの方は、ぜひ風太に会いに行ってみてください。
福岡市動物園のマレーバク「ジュリ」は、今年の5月31日に33歳の誕生日を迎えました!
ジュリは国内最高齢のマレーバクで、2021年4月には人気バラエティ番組でも紹介されたご長寿な生き物です。
ちなみに、オスのマレーバクの平均寿命は20代半ばだそう。
平均寿命よりも10歳近くも長生きしていることがわかりますね!
福岡市動物園ではジュリが26歳になったときから、毎年飼育員さんが心をこめて、ジュリが食べられる食材で「特製バースデーケーキ」を作っているそう!
飼育員さんからもお客さんからも愛されるジュリ、いつまでも元気でいてほしいですね。
浜松市動物園のスマトラオラウータン「ムカ」が、今年の4月13日に51歳の誕生日を迎えました!
2日前の11日には誕生日の前祝いをしてもらったそうで、飼育員さんたちがフルーツの盛り合わせやおもちゃを収めたボックスを野外運動場に用意したそうです。
居室から野外運動場へ現れたムカは、カップ入りのりんごジュースを次々と飲みほし、大皿に盛られたイチゴやキウイなどを美味しそうにパクパク。
ひとしきりご馳走を堪能したムカは、常連のお客さんから贈られたブランケットを頭にかぶってファンサービスをしてくれたそうですよ。
飼育員さんによると、「ムカは健康のために普段は甘い果物を控えているけど、今日は見慣れない果物が並んでいてとても嬉しそうだった」とのことです。
金沢動物園の「キィァンガ」は、今年5月7日に25歳の誕生日を迎えたオカピのご長寿です。
これまで日本にいたオカピの最高齢は24歳7ヶ月であったため、キィァンガが日本最高齢を更新しました!
1996年、サンディエゴワイルドアニマルパーク(現在のサンディエゴ動物園サファリパーク)で生まれたキィァンガは、1997年に初来日のオカピとして、メスの「レイラ」とともによこはま動物園ズーラシアに来園。
2000年、2003年にはレイラとの間に子供も生まれ、父親になりました。
2012年に金沢動物園に移動し、今はのんびり一人暮らし中です。
2021年になった今では、ご長寿らしくシワが寄ってきたり、筋肉が減ってきたりしていますが、まだまだ元気とのこと!
これからもキィァンガが長生きできるよう、応援したいですね。
なんと!ご長寿でギネス世界記録更新の認定を受けた生き物も!
それが、淡路ファームパーク イングランドの丘のコアラ「みどり」です!
飼育下のコアラの平均寿命は16歳ほど。
1997年2月に生まれたみどりは、現在24歳。
2003年3月21日にオーストラリアのヤンチャップ国立公園からやってきました。
みどりは、オーストラリアクイーンズランド州ローンパインコアラ保護区で飼育されていたサラ(1978~2001、23歳)を上回り、史上最高齢の飼育されたコアラに。
人間なら100歳以上のおばあちゃんですが、健康状態は問題なく、元気な姿を見せてくれているそうですよ。
実は、我らがサンシャイン水族館にも、ご長寿の生き物がいることをご存知でしょうか。
若々しくフレッシュな生き物が多いイメージのサンシャイン水族館ですが、歳を重ねてどっしりと構えた生き物もいるんですよ!
特に注目なのが、ミナミコアリクイの「タエ」と、コツメカワウソの「シュリ」です!
ミナミコアリクイの「タエ」は、推定年齢18歳。
ミナミコアリクイの飼育下での寿命は約8~12年とのことで、タエは立派なご長寿!
これまで5頭の赤ちゃんを育て上げた、子だくさんなおばあちゃんです。
普段は暖かく晴れた日に、マリンガーデンでお散歩をしているんだとか。
ただし不定期であるため、タエに会えた方は超ラッキー!
実際に水族館まで足を運べない!という方は、公式Twitterでタエが元気に歩き回る姿を見ることができますよ。
サンシャイン水族館公式Twitter
コツメカワウソの「シュリ」は、2003年1月29日生まれで、今年で18歳になりました。
実はこの「シュリ」、飼育下で国内最高齢のカワウソなんです!
7月にサンシャイン水族館からしながわ水族館に行った、コツメカワウソ「シュラ」とは姉妹で、「ニコ」のお母さんでもあります。
現在は体重も安定して「悠々自適」に過ごしている上、健康管理のためのトレーニングにも参加。
これからも適度なトレーニングを継続して、元気を保ちながら長生きしてほしいですね。
生き物グッズ専門の通販サイト「いきもーる」には、敬老の日にぴったりのアイテムが目白押し!
敬老の日のプレゼントとして、大切なおじいちゃん、おばあちゃんに、生き物モチーフのグッズを贈ってみてはいかがでしょうか。
文字と生き物が組み合わさったらどうなるか、それが湯のみになったらどんな雰囲気になるのか、という好奇心から生まれた湯のみ。
江戸文字寄席文字の豪胆と生き物たちの力強さが最大の魅力です。
生き物の一部がその生き物を表す漢字になっているため、漢字のおさらいにもなりますし、「この動物は漢字で書くとこうなるんだ」という発見もあるかもしれません。
コツメカワウソ、ウツボ、ケープペンギンなど、生き物としての種類や泳ぐスタイルは違っても、流線型のフォルムという共通点を持つ生き物たちを集合させたアイテムです。
サンシャイン水族館にいる生き物たちをデザインした、「いきもーる」限定販売のグッズで、眼鏡などのお手入れに最適◎
眼鏡をかけているおじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントに、ぜひ!
メンフクロウの「メン」と麺をかけた手ぬぐいには、ラーメンどんぶりやカップ麺に浸かるメンフクロウが。
ユニークでありながら、主張し過ぎない色合いであるため、おじいちゃん、おばあちゃんの畑仕事の時などに大活躍すること間違いなし!
使用時の手触りにこだわり、顔料インクではなく染料インクを使用しているとのことで、おじいちゃん、おばあちゃんに気持ちよく使ってもらえそうなところも◎
雪の妖精と呼ばれる、小さく可愛らしいシマエナガをモチーフにしたトートバッグです。
トートバッグに描かれているシマエナガは、色鉛筆やペンでコツコツ手描きされたもの。
手描きならではの素朴な色合いや風合いが、安心感を与えてくれます。
おじいちゃん、おばあちゃんがお買い物をする時のエコバッグとして、普段のお出かけ用として、万能に使えるトートバッグです。
関連する記事
『ダイオウグソクムシ』は、絶食してどのくらい生きられる?
ちょっと不気味でエイリアンを思わせるような見た目にも関わらず、深海生物の中で、根強い人気を誇っているのが『ダイオウグソクムシ』。長時間餌を摂取しなくても生きていけることでも有名ですよね! では、『ダイ…
イエネコとネコ科の生き物の意外な共通点とは?
生き物をテーマにした動画やテレビ番組など、ライオンやトラなどのネコ科の生き物を目にすることもあるかと思います。 大きな体と迫力のある顔つき、まさに「猛獣」という呼び名がふさわしい様子で獲物を捕らえてい…
いきものAZ コラム企画『いきものがたり』 カワウソ
※こちらは過去に【いきものAZ】内で公開されたコラムです。 【いきものAZ】いきもののスペシャリストに、いきものについてのコラムを書いていただく本企画。 毎年5月の最終水曜…
サメってどんな生き物?「世界サメの日」にちなんでサメについての理解を深めよう!
皆さんは「サメ」と聞くと、どんな印象を持ちますか? サメの種類にもよりますが、映画などの影響から「凶暴そう」というイメージを持っている方も少なくないでしょう。 「海のハンター」と呼ばれていることもあり…