イカが光るのはどうして?
水族館で展示されるというよりも、おいしい食材というイメージの方が強いイカ。そんな、日本人にとって馴染みの深いイカですが、全世界のイカのうち、約半数が発光するって知ってましたか? 日本で光るイカといえば…
2020.06.19
投稿日:2020.06.19 更新日:2021.01.26
6月に入り、急に夏らしくなった関東近郊。梅雨入り前のわずかな晴れ間とのことですが、それにしてもいきなりの暑さ…。この記事を書いている間も、夏日続き!
春は、自粛中にいつの間にか終わっていたので、夏は…。夏こそは…! 夏っぽいことしたーい! 花火もプールもまだダメだろうから…、海に行きたーい!
なんて一人考えていたので、今回の記事では、海の生き物を取り上げることにしました。単純って言わないでくださいね(笑)
ということで、今回フィーチャーする生き物は、『クジラ』です! 日本人にとっては、馴染み深い生き物だと思うのですが、調べていくと知らないことがたくさんありました!
目次
クジラは、地球上に現れた生き物の中で、最も大きなグループと言われています。
クジラの中で最も大きなシロナガスクジラは、最大で体長約33m、体重200tにもなるそう! 9階建てのビルくらいあります…!
海の生き物ですが、私たち人間と同じ哺乳類。
遥か昔、生き物が水から陸に上がり、進化の過程で哺乳類が生まれました。その中の一部が海に戻り、進化を繰り返して、クジラになったと言われています。
また、哺乳類なので、クジラも、私たち人間と同じく肺呼吸をしています。
水の中でどのように呼吸をしているかというと、クジラの有名な行動の一つ「潮吹き」が、クジラの呼吸なんです。
海面に浮き上がってクジラの頭頂部にある鼻の穴「噴気孔」で呼吸をし、再び海の中に潜る時は、水が入らないように閉じるんだとか。なんて便利! しかも、種類によっては、最大90分近くも潜水できるそう。
ちなみに、潮吹きの正式名称は「噴気」といい、吐き出した空気が、外気に冷やされるため、白く見えているんです。
クジラの分類は、とっても単純。口の中にヒゲが生えている「ヒゲクジラ」と、歯が生えている「ハクジラ」の大きく2種類に分かれます。
ヒゲクジラの口の中に生えているヒゲは、「クジラヒゲ」と呼ばれていて、ろ過板の役割をしています。「クジラヒゲ」を使って、海水からエサであるプランクトンや小型の甲殻類、小魚などを濾しとって食べるんです。
ヒゲクジラは、大型のクジラが多く、シロナガスクジラも、ヒゲクジラに分類されます。
ハクジラの歯は、イカや魚などを捕らえる時に使用し、捕らえたら丸のみするそう。
そして、私が最もびっくりしたのが、イルカも、ハクジラに分類されるということ!
イルカというのは、ハクジラの中でも小型のグループの呼び名で、基本的に、成体の体長が4~5m以下の種類をイルカ、それ以上の種類をクジラと呼ぶんだそうです。(例外あり)
クジラとイルカは、違う種類の生き物だと思っていました…!
ヒゲクジラの食事について、もう少し詳しくご紹介していきましょう。
先ほどもお伝えしたように、ヒゲクジラは、比較的大型ですが、食べるのは、プランクトンやオキアミなどの甲殻類、マイワシなどの小魚といった小さな生き物ばかり。なんだかギャップがすごい…!
しかし、食べる量は、さすが大型。巨大な体を維持するためには、1日あたり、自分の体重の3~4%の食べ物が必要とのことなので、体重200tのシロナガスクジラの場合、1日に6~8tも食事をする計算になります。
小さな生き物を多量に食べるのって、非効率的で大変なのでは…? と思いきや、ヒゲクジラの仲間たちは、とっても効率的に食事をするんです! 一口で、なんと約1tも食べるんだとか…!
それを可能にするのが、「クジラヒゲ」です。
食事の仕方は複数あり、海水と生き物を一緒に口に含んで、クジラヒゲの間から海水だけを排出するパターンや、口を開けたまま泳いで、生き物だけを濾しとるパターン、海底から生き物を掘り起こすパターンもあります。
どの食事の仕方でも、クジラヒゲで小さな生き物をたくさん捕らえられるため、一口で多量に、効率の良い食事ができているんです。
種類や生息域にもよりますが、一般的にクジラは、一年中いつも同じ海にいるわけではありません。季節によって、異なる海域に移動する「回遊」をするのです。その移動は、数千kmにも及ぶんだとか。
沖縄周辺の海で見ることができるクジラの代表「ザトウクジラ」を例に、ご紹介していきましょう。
ザトウクジラは、春になると、オホーツク海やベーリング海、東シベリア海、北極海といった、冷たい海へ回遊します。夏の間は、冷たい海にプランクトンが大量発生するため、クジラたちにとって、格好の餌場なんです。
夏の間にたっぷりと食事をして、たっぷりと脂肪を蓄え、秋になったら、再び回遊をします。次に向かうのは、東シナ海やフィリピン海、北太平洋といった暖かい海です。
ザトウクジラは、冬の間暖かい海で、交尾や出産、子育てをします。夏の間にたっぷりと脂肪を蓄えるのは、基本的に回遊中や暖かい海では、食事をしないから。秋冬の間は、脂肪を消費して生きるため、春になる頃には、体重がかなり減っているんです。
沖縄周辺の海でザトウクジラが見られるのは、12月~3月頃。その間、ザトウクジラの鳴き声が聞こえてくることが。
ザトウクジラの鳴き声は、低い音から高い音まで様々な音が組み合わさっていて、まるで歌のようであることから、そのまま「歌(ソング)」と呼ばれています。なんと、数時間にも及ぶ歌もあるんですって!
歌を発するクジラ「シンガー」は、オスのみで、暖かい海でしか聴くことができないことから、歌はオスからメスへの求愛ではないかと言われています。ラブソングを歌って求愛なんて、なんだかロマンチックですね!
ちなみに、ザトウクジラをはじめ、ヒゲクジラには声帯がなく、どのようなメカニズムで歌が発せられているのかは解明されていないそうです。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきも〜る』には、もちろんクジラグッズもあります! 今回は、私が個人的に気になった、この夏大活躍しそうなクジラグッズ3点をご紹介します!
まずは、夏に大活躍間違いなし!の『クジラT』。
ヒゲクジラの仲間たちが大集合していて、シロナガスクジラ、ナガスクジラ、ニタリクジラ、イワシクジラ、ザトウクジラ、ミンククジラクロミンククジラ、コククジラ、セミクジラ、コセミクジラ、ホッキョククジラの11種類のイラストが、日本語名・英語名と共に描かれています。
黒地に白なので、派手になり過ぎず、海に行く時はもちろん、『サンシャイン水族館』に行く時も、もちろん、普段のおでかけにも◎
グレー地に黒の「クジラT(ハクジラ)」も、ハクジラの仲間たち大集合でかわいいです!
夏は、薄着になるので、シンプルコーデが物足りなくなりがち…。そんな時は、こんなおしゃれなブローチをプラスしてみてはいかがでしょうか?
見てください! この、ザトウクジラの優美な姿…! 星空のようにキラキラと輝いています。
シンプルなTシャツやブラウスといったトップスに付けたり、夏に持ちたいキャンパス地のバッグにもぴったり。カジュアルコーデにも、ちょっと大人っぽいコーデにもマッチするのではないでしょうか?
Stay Homeということで、家にいる機会が増えたので、お花でも飾ろうかなと思っていたところに見つけたのが、この花器! お花を挿すと、なんと、その花がクジラの潮吹きになるんです! とってもかわいい…!
お花が一輪あるだけで、ちょっと楽しい気分になれそうですよね♪
そのまま置いておくだけでも癒される、ほっこりしたデザインなので、ぜひ、お花がある時もない時も、お家の中の目に付くところに置いてあげてください。
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