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2019.12.13

『ダイオウグソクムシ』は、絶食してどのくらい生きられる?

投稿日:2019.12.13 更新日:2021.05.13

ちょっと不気味でエイリアンを思わせるような見た目にも関わらず、深海生物の中で、根強い人気を誇っているのが『ダイオウグソクムシ』。
長時間餌を摂取しなくても生きていけることでも有名ですよね! では、『ダイオウグソクムシ』は、一体どのくらいの期間、絶食することができるのでしょうか?
今回は、『ダイオウグソクムシ』の生態の謎に迫ると共に、「いきもーる」で発売中の、キモカワ『ダイオウグソクムシ』グッズをご紹介します!

ダイオウグソクムシ

『ダイオウグソクムシ』は、メキシコ湾や西大西洋、インド洋北部の、水深200〜1000mの深海の海底に棲む、甲殻類の一種です。
『フナムシ』や『ダンゴムシ』と同じ等脚目に属していて、「ダイオウ」の名前の通り、等脚目の中では世界最大サイズ! 平均的な体長は20〜50cmで、体重は1kg以上にもなる。過去には、体長76cm、体重1.7kgという巨大な『ダイオウグソクムシ』も記録されているとか!

2本の長い触覚に、恐ろしげな顔つき、鎧のようなイカツイ段々の甲羅という特徴的な見た目をしていて、その姿は、さながらSF映画に出てくる、恐ろしいエイリアンのよう…。
ちなみに、『ダイオウグソクムシ』の"グソク"は、漢字にすると「具足」となり、甲冑という意味があります。『ダンゴムシ』などのように、からだを丸めて甲羅で身を守ることもあるそうで、『ダイオウグソクムシ』の甲羅は、まさに、鎧の役割を果たしているんです!

内側を見られるのは恥ずかしいので、あまり見ないでください…。
内側を見られるのは恥ずかしいので、あまり見ないでください…。

脚は14本あり、それとは別に、「遊泳脚」という泳ぐためのヒレ状の脚もあるため、海底を歩くことも泳ぐこともできますが、深海生物の行動は基本省エネ。活発に動き回ることはほとんどありません。

『ダイオウグソクムシ』は、「深海の掃除屋」と呼ばれています。その理由は、海底に沈んできた、大型魚類やクジラなどの死骸、弱ったいきものなどを食べ、深海をきれいにするから。つまり、『ダイオウグソクムシ』は、生態系のなかで重要な「分解者」としての役割を担っているんです。

『ダイオウグソクムシ』が一躍有名になったのは、「鳥羽水族館」で飼育されていた個体『No.1』が長期間「絶食」をしていたことが話題になったから。
その絶食期間がどのくらいかというと、2009年(平成21年)1月2日に50gのアジを食べてから、2014年(平成26年)2月14日に亡くなるまでの、なんと1869日(5年と43日)間! す、すごすぎる…。

しかも、この「No.1」、「餓死」ではないそうなんです。
「No.1」を解剖したところ、消化器全体に炎症や変色はなく、肉も痩せているように見えなかったそうです。長期間絶食していたとは思えないほど状態が良く、また、胃の中からは、「酵母様真菌」を含む正体不明の淡褐色の液体が見つかりました。
直接の死因は判明しませんでしたが、「餓死」でないのであれば、もし、「No.1」がもっと長く生きていたら、絶食期間ももっと長くなっていた可能性が!
『ダイオウグソクムシ』が食事をする周期には個体差があり、中には、よく食べる個体もいるそう。そのため、残念ながら、『ダイオウグソクムシ』はどのくらい絶食できるのかという疑問に対する明確な答えはまだ出ていません。

絶食中です。。。
絶食中です。。。

また、そもそも、どうして『ダイオウグソクムシ』が、こんなに長い期間食事をしなくても生きていたのか、ということも解明されていません。
進化の過程で、食べものが少ない深海の環境に適応し、食べられる時に食べ、その後は長い期間食べなくても生きていけるような生命システムを獲得したという考え方が自然ですが、それにしても、年単位で絶食できるなんて、ちょっと長すぎやしませんか…。

さらに、食べものが少ない環境にも関わらず、巨大化するメカニズムも不明のまま。寿命も、50年程度ではないかと言われていますが、憶測の域を出ません。

『ダイオウグソクムシ』は、「サンシャイン水族館」で毎年1月に開催予定の『ゾクゾク深海生物』イベントで見られるかもしれません! あなたも、まだまだ多くの謎に包まれている『ダイオウグソクムシ』に、会いに行ってみませんか?

ikimall いきも~る 変ないきものの変なショップ

ちょっと見た目が恐い『ダイオウグソクムシ』ですが、その人気は高く、グッズ化もされているんです! そこでここからは、いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」で販売されている、キモカワ『ダイオウグソクムシ』グッズをご紹介いたします!

しんかいさん リアルシリーズ ダイオウグソクムシ(L)(ぬいぐるみ)

しんかいさん リアルシリーズ ダイオウグソクムシ(L)(ぬいぐるみ)

『ダイオウグソクムシ』が、まさかぬいぐるみになっているとは…。
このぬいぐるみは、かわいいさよりも、キモカッコよさとリアリティを重視。パーツの数は、業界最多で、プラモデルのような造りになっています。
Lサイズは約30㎝とサイズもリアル。

しんかいさん リアルシリーズ ダイオウグソクムシ(特大)(ぬいぐるみ)
しんかいさん リアルシリーズ ダイオウグソクムシ(特大)(ぬいぐるみ)

ほかに、約58㎝の「しんかいさん リアルシリーズ ダイオウグソクムシ(特大)(ぬいぐるみ)」もあります。
形状的に、枕にも良さそう…。

しんかいさんシリーズ ムニュマム ダイオウグソクムシ(XL)(ぬいぐるみ)

しんかいさんシリーズ ムニュマム ダイオウグソクムシ(XL)(ぬいぐるみ)
しんかいさんシリーズ ムニュマム ダイオウグソクムシ(XL)(ぬいぐるみ)

こちらも同じく、深海さんシリーズのぬいぐるみなのですが…、デフォルメされていてとってもかわいいです!
リアルな『ダイオウグソクムシ』はちょっと…という方でも、このぬいぐるみなら仲良くできそう♪

しんかいさんシリーズ ムニュマムお手玉 ダイオウグソクムシ
しんかいさんシリーズ ムニュマムお手玉 ダイオウグソクムシ

こちらのシリーズは、サイズ違いの「しんかいさんシリーズ ムニュマム ダイオウグソクムシ(M)(ぬいぐるみ)」のほか、ストラップやお手玉、マグネットも発売されているので、お好みの『ダイオウグソクムシ』をお迎えください!

【サンシャイン水族館オリジナル】ダイオウグソクムシ スリッパ

【サンシャイン水族館オリジナル】ダイオウグソクムシ スリッパ
【サンシャイン水族館オリジナル】ダイオウグソクムシ スリッパ

飼育員さんのアイディアから誕生した【サンシャイン水族館オリジナル】の商品。
『ダイオウグソクムシ』の外見的な特徴である、長い触覚や鎧のような甲羅の段々も見事に表現されています! スリッパだからたくさんの脚はないですが、ちゃんと『ダイオウグソクムシ』ってわかりますよね!
柔らかくてふわふわの触り心地も嬉しいポイント。寒い季節も、もふもふのグソクスリッパがあれば、足元あったかです♪

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