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2025.07.10
投稿日:2025.07.10 更新日:2025.07.10
梅雨の時期に思い浮かぶ生き物といえば、カエルですね! カエルは水辺に暮らす両生類で、南極大陸を除く全ての大陸に分布している生き物です。その種類はなんと約6,500種にも及び、現在も各地で新種が発見されています。
今回は「変わった見た目のカエル」を4種類、厳選してご紹介します。個性的でチャーミングな見た目のカエルたちを眺めながら、梅雨を楽しみましょう♪
目次
葉っぱに張り付いて寝ている姿がグミのよう! とSNSで話題になった「フライシュマンアマガエルモドキ(学名:Hyalinobatrachium fleischmanni)」は、アマガエルモドキ科に分類されるカエルです。主に中南米に生息していて、樹上で生活しています。
フライシュマンアマガエルモドキの特徴は、なんといってもその半透明な体です。体長2〜3cmほどのカエルの小さなお腹をよく見ると、内臓が透けて丸見えに! その様子から「グラスフロッグ」とも呼ばれています。
また寝ているときに体がグミのようにぺたんこになるのは、捕食者から見つからないように葉っぱに擬態しようとしているから! 目もとろんと小さくなり、なんとも愛らしい姿になります。とても小さなカエルなので、自然の中ではなかなか見つけられないかもしれませんね……。
続いては、平べったい体と、背中で子育てをする(!?)生態が特徴のピパピパ(学名:Pipa pipa)をご紹介します。南米のアマゾン川流域に分布しているピパ科のカエルです。名前の響きがかわいいですね!
体長は10~15cmほどと大型で、平べったい体に三角形の頭、ざらざらとした灰色・茶褐色の皮膚をしています。カエルといわれてぱっと思い浮かぶ姿とは少し違っていますが、カエルの仲間なんですよ。
またピパピパはほとんど水中で過ごす水生種のカエルで、あまり陸には上がりません。平べったくなって水に沈んでいる様子は、まるで水底の落ち葉のようです。舌がないのも特徴で、大きな口で吸いこむように水生昆虫や甲殻類、小魚などを食べます。
さて、ピパピパの気になる繁殖と子育て方法ですが、まず産卵の際に雄が子に抱きつき、何度も宙返りをしながら、背泳ぎの状態になったときに雄が卵を腹で受け止め受精させ、雌の背中に卵を埋め込みます。たくさんの卵を背負った姿にはちょっぴり面食らってしまいますが……。
雌は背中で卵を守り、ふ化してオタマジャクシになった状態でも背中の皮膚の中で育て続けます。変態してカエルの姿になると、子どもたちはようやく皮膚の外に出ていきます。生き残りをかけた進化の跡が見て取れますね。
次は、ぽってりとした体に大きな口がインパクト大の「マルメタピオカガエル(学名:Lepidobatrachus laevis)」です。ツノガエル科に分類されています。名前の由来には諸説あり、動物学者の千石正一氏がタピオカを連想させる見た目から命名したという説があります。体長は約11~12cmと、同じ種類の中でも大型のカエルです。
アルゼンチン・パラグアイなどに生息しており、沼や池で暮らしています。雨季に活動し、乾季になると地中に潜って休眠します。
がっしりとした体つきで、淡い褐色から濃い褐色の皮膚に、緑やオレンジのまだら模様が付いています。
とても怖がりで、危険を感じると膨らんで体を大きく見せたり、かみついたりします。また大きな口を全開にして「グエエエ」「ギエエエ」といった迫力のある声を出して威嚇する姿も有名です。声を聞きたいからといってわざと怒らせるのは厳禁ですよ! ストレスを感じてしまうので、遠くからそっと見守ってくださいね。
マルメタピオカガエルのもう一つの特徴は、オタマジャクシの見た目が変わっていることです。私たちが想像する姿とはちょっと違い、頭はすでに成体に近い形をしていて、そこに尾が付いているのです……!
びっくりする見た目の理由は、雨季に生まれてから休眠に入る乾季までの短い期間で成長しなくてはならないから。マルメタピオカガエルのオタマジャクシは、貧食で、エサが少ない場合は共食いをしながら急激に成長します。どことなく王者の風格があるのは、過酷な環境を生き抜いたからなのかもしれません。
最後は、世界一かわいいのでは? との呼び声が高い、フクラガエル科の「アメフクラガエル(学名:Breviceps adspersus)」をご紹介します。おまんじゅうのようなもっちり・ころころとした見た目が特徴で、SNSではよくわらび餅に例えられています(笑)
和菓子のような見た目ですが、生息地はアフリカ南部です。雨季と乾季のある地域に多く生息し、乾季だけではなく、雨季でも雨の降らないときはほとんど土の中に潜っています。雨が降った日の夜にやっと地中から出て活動します。
体長約4~6cmと小さく、ジャンプしたり泳いだりするのは苦手です。その代わりに地中で生活するのに適した手足をしていて、足裏に付いた突起をスコップのように使って穴を掘ります。
目を細めたような横長の瞳孔をしていて、むっとしたような表情に見えるのもまたかわいらしいポイントです。
敵に襲われそうになると、フグのように体を膨らませて威嚇します。また危険を知らせるときは小さな声で「キュ!」と鳴きます。人間にとってはとてもかわいく見えますが、ストレスを感じているサインです。わざと驚かせるような行為は、もちろん厳禁! そっと遠くから見守ってくださいね。
ここからは、サンシャイン水族館のオンラインショップにある『いきもーる』で見つけた個性的なカエルたちのグッズをご紹介します! ぜひのぞいてみてくださいね。
フライシュマンアマガエルモドキ、通称「グミガエル」のリバーシブルキーホルダーです。葉っぱに集まってまったりと過ごしている様子が描かれています。
かばんや鍵などに付ければ、いつでもフライシュマンアマガエルモドキと一緒に過ごせます!
わらび餅のような見た目がかわいい、アメフクラガエルのトートバッグです。360度、さまざまな角度から見たアメフクラガエルが描かれています。どの姿もちんまりとしていてかわいいですね。
トートバッグでアメフクラガエルと一緒にお出かけしましょう!
カエルがボウルの中で水浴びをしている涼しげなマグネットです。オタマジャクシも泳いでいて、細部へのこだわりが感じられます……!
お家のインテリアのアクセントにいかがでしょうか?
※現在、品切れ中(7/10時点)
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