ヤモリってどんな生き物? イモリとの違いはどこにある?
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2023.01.16
投稿日:2023.01.16 更新日:2023.03.15
年始のイベントと言えばいろいろなものがありますが、ニュースなどでよく取り上げられるのは「成人式」ではないでしょうか。
人間は子どもから大人になるにつれて、体つきも顔つきも変わることがほとんどですが、生き物の中にも人間のように、いえ、人間以上に子どもと大人の見た目が違うものがいます!
そこで今回は、大人と子供で見た目が全く違う生き物をピックアップしてみました。
「この赤ちゃんがこんな成体になるの!?」と驚きの連続であること間違いなし!
さっそくご紹介していきます!
大人と子供で見た目が全く違う生き物は多いです。
カエルはその代表格でしょう。幼生→幼体→成体の順に変態し、成長していきます。
幼生(子供)の時は丸に尻尾が生えたような形のオタマジャクシで水中に暮らしていますが、(大人)になると足が生えて、陸地をぴょんぴょんと跳ねるカエルになるので、まさに生き物の神秘です。
カエルはご紹介するまでもなさそうなので、ここでは「意外と知らない」に着目して、大人と子供で見た目が全く違う生き物をご紹介していきます!
「ゴマフアザラシ」と聞くと、白くてふわふわもふもふのアザラシを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
あの白くてもふもふの愛らしい生き物、実はゴマフアザラシの幼獣(子供)のことです。
ゴマフアザラシは成長するにつれてふわふわで生後約1か月間だけ白い毛が抜けて、短く灰色に生え変わります。
幼獣の時は真っ白だったのに、成獣(大人)になると斑点のような模様が付くのも特徴です。
「これはゴマフアザラシだよ」と成体のゴマフアザラシを見せられて、驚く方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ただ、つぶらな瞳は成獣になっても健在!
体(模様)は大きく変化しますが、顔つきには幼いころの面影が残ります。
「カエルは紹介しません!」と言っておきながら、さっそくカエルを紹介しようとしてすみません……(笑)
ただ、このアベコベガエルは「オタマジャクシから足の生えたカエルにする」だけではないんです!
アベコベガエル……いかにも何かを秘めていそうな名前ですが、その秘密は成体と幼生の体の大きさにあります。
アベコベガエルの成体は、体長が約5~7cm。
一方でアベコベガエルの幼生(オタマジャクシ)は全長がなんと最大で約25cm!
子どもの方が大人よりも圧倒的に大きいので「アベコベ」と名付けられました。
アベコベガエルはオタマジャクシの期間が非常に長いので、尾が大きく成長するんだとか。
カエルになる時にその尾がなくなるため、「アベコベ」になるそうですよ。
お次にご紹介するのは「マレーバク」!
幼獣の時は全身焦げ茶の体色に白い斑点がありますが、成体になると、体のちょうど真ん中あたりで焦げ茶と白がきれいに分かれるんです。
体の形態自体は大きく変わりませんが、模様が大きく変わる点がゴマフアザラシと共通しています。
ちなみにマレーバクは生後6カ月ほどで、成獣と同じツートンカラーの体毛になります。
成獣の模様にも幼獣の模様にも「捕食者に見つかりにくくなるように」という理由がありますが、それであれば同じ模様でも良い気がしますよね。
ところが、マレーバクの子供と大人では活動の仕方が違います。
子どもは母親の母乳で育つため、エサ探しにうろうろすることはありません。
一方で大人のマレーバクは夜になるとエサを探しに出ます。
くっきりとしたツートンカラーは暗闇ではどちらが頭なのか、輪郭がつかみづらく、捕食者が襲いにくいため、マレーバクは「夜のエサ探しの時に天敵に襲われないためにツートンカラーになった」と考えられているそうです。
「アメリカバイソン」も、大人と子供で見た目が全く違います。
もしかすると成体の方は動物番組などで見たことがある方も多いかもしれません。
アメリカバイソンの幼体は茶色い体毛をしており、体重は約20kg。
見た目もかわいらしい子ジカのようです。
ところがこれが成体になると、体重はなんと1t!
体毛も黒くなる上、頭には大きな角、そして肩がまるでボディービル選手のように盛り上がります。
幼体の時は「守ってあげなきゃ……!」と思ってしまいそうな愛らしさでしたが、成体になるといかにも野生でたくましく生きていけそうな見た目になるんです。
水族館で人気者の「マンボウ」も、成魚と幼魚で姿が大きく異なる生き物の一つです。
おそらくマンボウの幼魚をしっかり見たことがある方は、かなり少ないかも……?
ここではマンボウの中でも特に巨大な「ウシマンボウ」をピックアップしてご紹介します!
ウシマンボウの成魚は、最大で全長約3m、体重約2.3tと、非常に巨体です。
現在生息している世界最大級の硬骨魚の一つでもあります。
体は側面から見ると円盤形、正面から見ると紡錘形をしていて、背びれと尻びれが大きく発達しているのが特徴です。
これが「マンボウ」と聞いて私たちが思い浮かべる、一般的によく見る姿ですが、マンボウの仲間は、幼魚と成魚が全く違う形態をしているんです。
一言で言うと、「幼魚はものすごく小さくて金平糖のような形」をしています。
ニュージーランド、オークランド博物館のマリアンヌ・ナイガード氏は、これまでに採捕され、博物館内に「マンボウの仲間の標本」として保管されている幼魚からウシマンボウを探すことにしました。
ナイガード氏は協力を要請し、「ウシマンボウの体長5mmで金平糖のような幼魚」のDNA分析を実施したところ、見事ウシマンボウの成魚と合致したそう。
5mmの金平糖のような稚魚が、ウシマンボウの幼体であることが見事に証明されました。
最後にご紹介するのは「クジャク」!
クジャクは豪華な羽が最大の特徴で、色鮮やかな青の胴体が美しい鳥ですが、幼鳥はまるでカルガモの赤ちゃんのように茶色くふわふわした小鳥なんです。
この小鳥があのゴージャスな成鳥に成長するなんて、なかなか想像しにくいかもしれません。
ちなみにクジャクのオスの成体がなぜあんなに豪華な羽をしているのかと言うと、端的にいうと「モテるため」です!
色鮮やかな羽はメスにはありません。
扇のように羽を広げているのはオスのクジャクで、メスに気に入られるためにこんなに派手に進化したんだとか。
クジャクのオスは羽だけでなく、鳴き声も独特。
「ケオーン」と鳴いて、羽と鳴き声でメスの気を引くそうです。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』では、成体と幼体の見た目が全く違う生き物のグッズも販売しています!
普段から気軽に使えるものばかりなので、ぜひ平日・休日問わず愛用してください!
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中の、成体と幼体の見た目が全く違う生き物のグッズをご紹介します。
ツートーンの柄や、やや長めの鼻が愛らしい唯一無二な存在のマレーバクが、美しい青色に変身してブローチになりました。
正面からではなく横から切り取ることで、マレーバクのツートーンがより魅力的に見えるようなブローチになっています。
布地のバッグなどに付けると、つやつや感が一層際立ってきれいですよ。
水中をゆったりと泳ぐマンボウをモチーフにしたイヤリングを身に着ければ、耳元が一気にマリンな雰囲気に。
主張し過ぎないさりげない存在感なので、休日だけではなく平日にもぴったり。
一点一点手描きなので、あなただけのマンボウが耳元を彩ってくれます!
オスの孔雀のゴージャスさが全面に押し出された便箋。
ただ派手なだけではなく、どこか妖艶で神秘的な雰囲気を醸し出しています。
芸術的な便箋なので、手紙を送るだけではなく、額縁に入れて飾ればお部屋を彩ってくれそうです。
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