イソギンチャクって動物?植物?イソギンチャクの謎を調べてみた!
イソギンチャクは刺胞動物の仲間です。柔らかい円筒形の体の上部には、口の周囲を覆うように多数の触手が生えています。色鮮やかで美しい色合いから、海外では「Sea Anemone(海のアネモネ)」とも呼ばれ…
2022.12.16
投稿日:2022.12.16 更新日:2023.03.15
水族館で注目が集まる生き物といえば、アシカやペンギンなどが挙げられますが、クリッとした目や寝ている時の笑ったような顔がいつ見てもキュートなアザラシも、水族館の人気ものです。
陸上でコロコロと転がっている姿は、いつまでも見ていられる愛らしさがありますよね。
今回は、そんな癒しのアザラシをピックアップ。
アザラシの基本情報や、日本で飼育されているアザラシの生態について迫っていきます!
「アザラシが好き!」という方も、「アザラシのこと、実はよく知らないかも……」という方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
アザラシはネコ目アザラシ科に分類される海棲哺乳類。いわゆる海獣です。
アザラシと一口に言ってもその種はさまざまで、120cm、50kg程度のワモンアザラシから600cm、5,000kgにもなるミナミゾウアザラシまで、体格は多種多様。
どの種にも共通して言えることは、首が短く、四肢には5本の指があり、指の間には水かきが付いていること。
ちなみにアザラシはひげが非常に敏感。
そのひげは「感覚毛」とも呼ばれ、その毛根周辺には多くの神経が集中しています。
暗い海底ではひげの神経でエサとなる獲物を感知しているんだとか。
アザラシの主食はニシンやカレイなどの魚類ですが、実はどんな物でも食べる広食性です。
先ほどご紹介したひげを活用してエビなどを食べることもありますし、大きく成長するアザラシは他のアザラシやペンギンを捕食することもあるそうです。
アザラシは好奇心旺盛な性格をしています。
水族館でも水槽の前にいる人に近寄ってきて、顔を覗き込むような仕草をすることがよくあります。
これは水族館で飼育されていて人に慣れているからというわけではなく、野生でもダイバーに興味津々で近寄ってくる個体が確認されているそうです。
繁殖後は母親同士で助け合って生活するなど、仲間思いな一面も。
時には海に潜ったまま戻ってこない母親の子どもを、他のアザラシが保護して育てるなんてこともあるらしく、高い社会性を持っていることも特徴の一つです。
アザラシと聞くと陸上でコロコロと転がっているイメージを持っている方も多いはず。
実際、アザラシは陸上での移動が苦手で、這うようにしか動くことができません。
一方、水の中での動きは俊敏! かなりのスピードで泳ぎます。
潜水能力にも長けていて、キタゾウアザラシは1,500mまで潜水した記録があります。
鼻腔を閉じることができ、肺の中の空気をほぼ吐き出すことによって高い水圧に耐えているんです。
種によって潜れる深さや時間は異なりますが、トップクラスのアザラシは約120分も息継ぎなしで海の中を自由に泳ぐことができます。
陸上の姿と水中の姿、全く別の生き物のようですね……!
世界では19種のアザラシが確認されていますが、日本で飼育されているアザラシは現在8種です。
誰もが知っているアザラシから知る人ぞ知るアザラシまでさまざま。
実際にどんなアザラシたちが日本にいるのかご紹介します。
バイカルアザラシはロシアのバイカル湖に生息するアザラシです。
海で生活する種が多いアザラシの中で、淡水のみに生息する唯一のアザラシ。
最大水深が1,600mを超える世界一深い湖に生息するだけあって、潜水能力にも長けています。
くりっとした大きな目が印象的で、愛らしさを具現化したような姿にメロメロになってしまう人も多いはず。
バイカルアザラシは『サンシャイン水族館』で会うことができるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ゴマフアザラシは日本のさまざまな水族館で飼育されている、ポピュラーなアザラシです。
その名の通り、ゴマのような黒い斑点模様が特徴。
ゴマフアザラシは特に生まれたばかりの赤ちゃんに注目が集まりやすく、真っ白い毛に覆われたその姿は、まるでもふもふの毛玉。
写真集なども販売されており、そのキュートさに多くの人が魅了されています。
しながわ水族館でもかわいいゴマフアザラシの姿を見れますよ!
ゼニガタアザラシは白い輪っか模様の中に黒い斑点があり、それが昔のお金である銭に見えることからこの名が付きました。
アザラシの中では比較的大きめのサイズで、オスだと200cm、170kgほどになる個体もいます。
北半球に広く生息していますが、日本の沿岸に定住する種としてはこのゼニガタアザラシが唯一だそうです。
アゴヒゲアザラシの名の由来は、口元に立派なひげが生えていることです。
ふさふさのひげがかわいらしい印象である一方で、見ようによっては人間に近い顔をする瞬間もあり、「風格がある」「どっしりしている」と思う人もいるかもしれません。
「かっこいいアザラシが見たい!」という方は、アゴヒゲアザラシを飼育している水族館に足を運んでみると良いでしょう。
ちなみに2002年に東京都の多摩川で発見された「タマちゃん」も、このアゴヒゲアザラシです。
ハイイロアザラシは体全体が灰色をしていることからその名が付きました。
他のアザラシと違い、顔が細長いことが特徴です。
角度によっては馬などの生き物に近い雰囲気になることも。
目の形もまん丸というよりは少し細長く、完全に目を閉じて泳いでいる姿はかなりまったりとした雰囲気を醸し出します。
見ているこちらまでリラックスできてしまうアザラシです。
クラカケアザラシはまるでペンギンのようなカラーリングで、白と黒がはっきり分かれている体色が特徴です。
白い線のような模様が馬に乗る際に使う鞍に似ていることからその名が付いています。
オホーツク海などの冷たい海に生息しており、日本でも北海道では稀に見られることがあるようです。
全国の水族館でも見られるのはごく一部で、その生態は謎な部分が多く、保全のために研究が進められています。
ワモンアザラシは日本の水族館で見られるアザラシの中でも特に小さく、体長はオスが130cm、メスが120cmほどです。
ワモンアザラシは漢字で書くと「輪紋海豹」で、その名の通り、背中側には灰色地に黒の斑紋があります。
このワモンアザラシは長寿命であることでも知られており、長いものでは40年以上生きた個体も確認されているそうです。
カスピカイアザラシは、カスピ海の固有種です。
夏季は水深が深く水温の低いカスピ海南部に生息し、冬季になると水深が浅く水面に氷が張るカスピ海北部へ北上して生活しています。
背面は暗灰色の体毛で覆われており、黒や褐色の斑点が入っているのが特徴です。
カスピ海の周辺には油田があり、過去にはその油田がカスピ海を汚染したことによってカスピカイアザラシが大量死する事件が発生。
そんな背景からカスピカイアザラシは絶滅危惧種に指定されており、貴重な存在になっています。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』でも、もちろんアザラシグッズを販売しています!
かわいいアザラシグッズを身に着ければ、日常の疲れも吹っ飛ぶはず。
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中のアザラシグッズをご紹介します。
真っ白でコロコロとしたバイカルアザラシの赤ちゃんが描かれたポーチは、かわいいだけじゃなく使い勝手も抜群!
マチがしっかりあり、メイク道具などがしっかり入るサイズになっています。
フェイクレザーでできており、質感も上品。
普段使いのポーチとして、旅行用のポーチとして、多くの場面で活躍してくれる万能ポーチです。
アザラシとスイーツがコラボしたキュートなアクリルバッジ。
モチーフになったアザラシはゴマフアザラシ、バイカルアザラシ、カニクイアザラシ、クラカケアザラシです。
それぞれ「クロゴマフアザラシ」「バニラルアザラシ」「カニクイチゴアザラシ」「チョコカケアザラシ」に扮し、食べてほしそうにつぶらな瞳でこちらを見つめています。
「アザラシもスイーツも好き!」という方にはたまらないグッズではないでしょうか。
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